北軽井沢 虹の街 爽やかな風

「最後は緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」という妻に従う形で移住生活を始めた場所は、活火山浅間山北麓に位置する標高1100mを超える厳寒の地。 北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場で働きながら最後の人生を謳歌している。一人の老人が経験する出来事をそのまま書き記していきたい。

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休日は決まって朝寝坊が常態化して来た(あまり感心できない) 。朝食後すぐにランチとディナーの仕込み、雪解けは一気に進み外は春の雰囲気。ランチ後は徒歩でホテル1130の温泉へ行くことにした。道中の道路は、一部拡張工事中だが交通量は少ない。しかしこの道路を歩いているのは自分しかいない。片道30分の道のりはほぼ平坦で体力的にはそれほど運動量は望めないが、気分転換にはちょうどいい。胸肉をそぎ切りして塩麹とすりおろしたニンニクで揉み込んでおいたものをフライパンで焼くだけの簡単レシピ。これが胸肉とは思えない肉となる。レタスと一緒に食べる。レタスを切ってポテトサラダを作るのは家人が担当する。せっかくの休みだが相変わらず何もできない(笑)

「歩く」という字は
「止まる」ことが
「少ない」と書く

日本語は素晴らしいと思う。
こういうことを考えた人もすごいと思う。
人間の生き方にも見える。
止まることが少ないほど前に進めるが、時には止まって考えることも必要だ。
人間は長い時間を生きることになり、その生き方にも選択肢が増えている。長い時間生きることになったのなら、せっかくだからその時間を大切にしたい。


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81歳は、私にとって特別な歳。
それは私の父母が亡くなった年齢だから。
父は81歳で亡くなったが、すでに10年以上も前から寝たきりだった。最後に病院で亡くなる前に会いに行っても眠ったまま話もできなかった。もう死人同様だった。5歳違いの母は、5年後やはり81歳でこの世を去った。私は今年誕生日が来れば81歳になるが、随分前からここだけは元気に超えたいと思っていた。
そして元気に82歳を迎えることができれば、父を超えることができる。
人間は長く仕事を続け、物事に深く関わっている感覚を持つことが健康と幸福の維持につながるなら今の私の生き方は間違っていない。
しかしながら、そのことが第三者の生活にも役立っていなければ意味がないと思っている。

今朝は晴れていたが、明日からは下り坂で昼前から雨になりそうだ。今度は気温が高く、雪ではなく確実に雨になるだろう。雪掻きで疲労した右腕にはまだ違和感がある。
4月になり気温も上がったが、今度は鼻水、くしゃみに悩まされている。

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