北軽井沢 虹の街 爽やかな風

「最後は緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」という妻に従う形で移住生活を始めた場所は、活火山浅間山北麓に位置する標高1100mを超える厳寒の地。 北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場で働きながら最後の人生を謳歌している。一人の老人が経験する出来事をそのまま書き記していきたい。

2008年12月

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いよいよ2008年もあと1時間あまりとなった。
6月にこちらに来たとき、森の木々はグリーンの葉いっぱいで、それはもう緑がまぶしい、という感じだったが、季節は移り変わり、すっかりとその姿を変えている。

転居移住の決断は3年前、そして1年前の昨年その時期を6月と決め、着々と事が運んだ。
今年になりいよいよその日にちを6月11日とした。6月13日の金曜日を記念日にするためには、6月11日に広島を発つ必要があった。11日に広島を発ち、京都に一泊して12日に北軽井沢へ入った。13日に荷物を降ろし終えるとすぐに嬬恋村役場へ行き籍を入れた。べつになんということはない、13日の金曜日なら覚えやすいと思っただけのことだった。

広島から北軽井沢への移住という、はじめはとんでもない計画に思われたが、「決める」ことにより物事はどんどんとその方向へ進む。そしてついに6月13日という日を決めることにより、本格的に準備が始まる。そして6月13日は時の経過を待つだけで必ずやって来る。「決める」とできる。

こちらではすべてが初体験。自然との出会い、人々との出会いを通じていつの間にかこの地に慣れ親しむようになった。異常気候のため、今年は「夏」を知らないといってもいいほど暑さを感じることはなかった。燃えるような美しい紅葉との出会い、雪景色の感動など心に焼き付く景色は数知れない。

はたしてどうなるか?と思っていたが、7月22日からブログを書き始めて、様子は一変した。インターネットでの出会いもあるが、ブログのおかげで、近くの意外な方々との出会いが次々とできていった。
今日までのブログへの来訪者は延べ8276人、コメントは990となっている。

「冬は寒くて大変」これが一番の心配事だったが、氷点下になっても水道管の保温が万全で凍結の心配はないし、体も徐々にこの気候になれてきているようだ。今のところ氷点下8℃が最高だが、べつにどうということはない。以外なのは雪があまり降らないということだ。今後のことは分からないが、時の経過と共に「春」は必ず来るのだから、楽しく冬を過ごしたいと思う。

暖炉の炎を見ていると、まるで生き物のようだ。独特の音を立てながら燃え上がり、時折パチパチと音を立てて火の粉を飛ばす。人は炎を見ると安心するというか、ほっとするのではないか。これから先、楽しいことばかりはないだろうが、終の棲家をここと決め、スタートを切った第三の人生。今日の日を無事迎えることができ、一区切りはついたような気がする。
夕方、沈む太陽を見ながら、明日からの新しい年を二人そろって元気で迎えることができる幸せをしみじみと感じた。思い出の2008年よさらば!そして、ありがとう!

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ついに12月30日、そして今日も晴れ。明日からは気温がぐっと下がり、夜には雪になるという予報。それにお正月三が日は雪だるまの印になっている。当分の間散歩は無理かもしれないということで、午後から今年最後のプリンスランドウオーキングに出かけた。

気温は6℃くらいで全然寒くない。小さな道は、雪があって歩きにくいので大きな道路を歩く。青い空が美しい。本当に抜けるようなブルーだ。ところどころに雲が浮かんでいる。
その雲の白が空のブルーに包まれてゆっくりと動いている。

メイン通りには、車も人影も見あたらない。あれほど賑わっていた「おもちゃ王国」もクローズとなり閑散としている。時折、溶けていない雪の上を、滑らないように注意して進む。体がぬくもってくると、少し冷たい風も心地よく皮膚を刺激する。

ぽっかりと浮かんでいた白い雲はいつの間にか見えなくなり、筋状の雲が移動してきた。
これも美しい。まるでキャンパスに描かれた絵のようだ。雪道に気をつけながら上を見て歩く。こんなに美しい空をゆっくりと見るのは、こちらに来てから何度かあったが、2008年最後の青空かもしれないと、6月に移り住んだ頃のことを思い出しながらゆっくりと歩を進める。

こちらでお正月を過ごす人達もいるようだ。煙突から煙が出ている別荘もある。しばらく歩いていると車が何台か通り過ぎていったが、みなスキーを載せている。
やはり冬は寒く、雪が降らないと雰囲気がでない。

「寒いのは1月、2月の2ヶ月だけ、ぜんぜん心配ないわよ」というSさんの言葉を思い出し、今夜は、夜空も見てみようと心に決めながら家路についた。
家の近くで、ふっと空を見ようと目を移したとき、あまり大きくない木にぽっかりと穴が開いているのを見つけた。キツツキが巣を作っているのかなと想像が膨らむ。

夕食後、外へ出てみると木々の間から星空が見える。夕日が沈んでいった方角に、大きく光る星がひときわ目立つ。星の名前は分からないが、南十字星かな?なんて勝手に名前を付けて、もっと空が見えるところへ移動する。広島の友人が言っていたように、星はまったく近くに見える。子供の頃、空を見て北斗七星を探し、そこから北極星を見つけていたことを思い出した。しかしその北斗七星が探せない。もう、何十年も星なんか見ていなかったのだと、感慨深い。

澄みきった空気に青い空、夜には満天の星空となり、2008年が刻々と終わりに近づいている。大きなトラブルもなく北軽井沢生活の最初の年が暮れていく。
穏やかな幸せを感じながら、安らかな気持ちでいっぱいになった。

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北海道、東北、北陸地方は、かなりの雪となっているようだが、こちらは大した雪にはならなかった。今日は冬型がゆるみ、お昼の気温は10℃まで上がり温かい一日となった。
午後になって、まだ雪の残る道を宅急便がやってきた。横浜で暮らしている娘から新春のご挨拶が一足早く届いた。娘は、毎年こうして何かを送ってくれる。熨斗を自分で書いたり、プレゼントの品もなかなか粋な心遣い。恒例となった娘の年賀は、毎年楽しみの一つになっている。

妻は、新年を迎える準備に余念がない。松飾りは毎年自分で作っている。ここでは自然の素材がいくらでもあるが、松は唐松が多く、松飾りに使う松は意外と少ない。
室内のディスプレイは、垂撥にお正月飾り。これは、しだれ柳の枝にいろいろな縁起物が飾り付けてある。これを垂撥に飾るとなかなか良い雰囲気がでるものだ。
玄関にはキャンドルスタンドに松と自然のツタになる実をあしらい、羽子板と古布で作ったお供え餅が飾られ、階段の上がり口には、釜敷きに香合が飾られている。その上には、娘が送ってくれたお菓子に入っていた絵馬が新年の雰囲気を醸し出している。
そして、玄関前にぶら下げてあったクリスマスリースは、いつの間にかお正月バージョンに変身していた。

もう30年以上の昔、幼い娘のために買った赤い色のタンスは、黒色に塗り替え、蓮の花をモチーフにした妻のアイディアで見事に変身した思い出の家具。こちらに来る前に、妻の教え子でトールペイントの達人に依頼したものだが、その上には小袖飾りが置かれている。これは、妻が結婚当時から着ていた思い出の着物地を使って作られ、衣桁に飾ったもの。僕の中学時代の同級生に作ってもらったもので、このタンスの蓮の花と色合いも雰囲気もとてもよく合い、変身したタンスとともに何時までも思い出に残るものとなっている。

古くなったものでも、チョットしたアイディアで末永く使え、また何時までも思い出に残るものとなり、それに携わってくれた人達との交流も長く続いていくものだ。
このような考え方や方法もスローライフの一つだといえるのではないか。

もういくつ寝るとお正月・・・・・今年は何故か子供の頃を思い出す。
子どもたちが大学に行くようになってから二人きりの生活が始まって、もう20年以上になるが、今年は北軽井沢ではじめて迎える新年。数々の思い出が走馬燈のように駆けめぐり、静かな雪景色の中で考え深い思いでいっぱいになった。

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はじめまして。
私は ○○の娘です。
父は 亡くなってしまいました。
今までありがとうございました。

これは、先ほど僕のブログへの連絡です。この方は奇しくも僕と同じ歳です。クリスマスイブの24日にブログを書かれています。何があったのか?あまりにも突然で驚いています。ブログで知り合い、お互いにコメントを通じて気持ちよいお付き合いでした。
人の人生は、本当に分からないものです。一度も会ったことのない方ですが、この調子だと来年は、実際に会うことになっていたと思われるほどの方でした。
まるで親友を亡くしたような気持ちです。心よりご冥福をお祈りいたします。

人間は、誰も必ず死にます。永遠に生き続けることはできません。それが何時なのか分からないけど、その日が何時訪れても何も思い残すことがない人はいるだろうか。
あまりにも突然であれば、きっとそれは不可能に違いない。いくら健康に気をつけていても、事故に遭わないという保証はないし、気が付かないで、どうしようもない病にかかっていたかもしれない。65歳を過ぎると、何が起こってもおかしくない年齢。
一日一日を大切に生きていかなくてはと、改めて感じた。

2008年も残すところあと4日となった。このままだと大きなトラブルもなく新年を迎えることができそうだ。気になる天気予報は、年末年始は雪となっているが、最後の買い物も済み、準備は完了した。どれだけの雪になるか分からないが、心の準備は整った。

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今朝は、積雪9センチ。午前7時の気温は氷点下7℃。しかし、風が強くそれ以上に寒く感じる。時折強く吹く風に、木々に積もった雪が飛び散る様は壮観というか、凄まじい眺めだ。冬山の登山で雪崩が発生するニュースを、人ごとのように見聞きしていたが、これなら雪崩が起きるはずだとしっかりと感じた。雪崩が起きる冬山は、こんなものではなく、もっともっとスケールが大きく、風だって、より強くものすごいのだろうと想像がどんどんとふくらんでいく。

先日見た、せせらぎの白い妖精たちは、どうなっているか見たくなった。雪に覆われたせせらぎたちの水の流れは、両サイドから雪が盛り上がり、少しだが狭まっているように見える。誰一人としていない静寂の中で、真っ白いパウダースノーの絨毯に自分だけの足跡をつけて歩くのはとても爽快で、吹く風に「もっと吹いてみろ!」と叫びたくなるほどだ。

しかし、冷たい。これでマイナス6度か。明日の夜は、いよいよマイナス二桁に突入する予報だが、妻はどんな寒さか、早くマイナス15度くらいを体感したいと、今日も元気いっぱいだ。「私は、痩せているから寒さに強いの」と訳の分からないことを言っている。

そういえば寝るときに足が冷たい。今日から靴下をはいてみようというと、「ほらね、足が温かいと熟睡できるから、はきなさいよ」と、靴下なんかはいて寝るものではないと強く主張していた鼻を折られた感じだ。
また、妻は、学生時代に北海道の友人宅で「かいまき」という掛け布団で寝たことがあるという。「かいまき」は、着物の形をした掛け布団で首筋から肩口を包み込み、温まった空気を肩口から逃がさないので、快適に眠れるという。
北国ならではの布団だが、ここも旭川と同じくらいの寒さと聞いているので、使用している人もいるのかもしれない。

薪の上にビニールをかけているが、前にも垂れ下がるようにする必要がありそうだ。
ほんの短い時間、青空が現れたが、またすぐに雲に覆われてしまった。このまま夜になり、予報通りの雪が降ればかなりの積雪になるだろう。今年もあと5日。ここに来てついに本格的な冬と出会うことになりそうだ。

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