北軽井沢 虹の街 爽やかな風

「最後は緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」という妻に従う形で移住生活を始めた場所は、活火山浅間山北麓に位置する標高1100mを超える厳寒の地。 北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場で働きながら最後の人生を謳歌している。一人の老人が経験する出来事をそのまま書き記していきたい。

2012年08月

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ついに8月も今日で終わる。先日、9月アルバイトのシフトが発表された。9月になれば休みも多くなると思っていたが、出勤日数はほぼ8月と同じで、特に前半は3日しか休みがない。
まあ繁盛しているということは、嬉しいことだ。貢献できるよう頑張るしかないだろう。
 
さて、昨日、週に一度の買い物に出かけ、スーパーマーケット・ツルヤで珍しい果物を発見した。姿形は、まったく桃であるが、これは、桃とネクタリンから生まれた果物で「ワッサーキング」と名付けられている。6個入りの箱で790円。私は思わず買ってしまった。
さっそく食べてみたが、果肉はしっかりとしていて、わずかに桃の味はするが、あの桃とは食感も違い、桃を食べているのに違う果物を食べているという何か不思議な気持ちになった。
 
昨年、初めて知ったルバーブという野菜も、これがジャムになるとは信じられなかったことを思い出す。ここで生活していると、新鮮な野菜や果物が安価で手に入り、嬉しい限りだ。
いよいよ9月、私もあと一週間でやっと69歳になる。セプテンバーは私が勢いに乗る月。
また、大いに人生を楽しみたい。
 
 
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ここのところ朝の気温が16℃で安定していたが、今朝は19℃と高かった。報道では相変わらず残暑の厳しい状況が報じられている。しかし、ここは別世界のようだ。大きな木々に覆われ、それが日傘の役目を果たしているせいで、家にいるとまったく暑さを感じない。朝夕は窓を閉めなければ寒いほどなのだから、都会の人には想像できないだろう。
 
8月もいつの間にか終わりを迎えているが、周りでは秋の気配を感じるようになった。虫の声が聞こえ、吹く風は秋の匂いがする。空には夏の雲が姿を隠し、静かな秋の雲が気持ちよさそうに漂っている。いよいよ短い夏も終わりだ。庭の山桜の葉が紅葉し始めている。一番遅く春を迎え、一番早く秋がやって来る北軽井沢地域の夏は短い。これからは、毎日のように変化する景色が楽しみだ。四季折々、変化する自然の営みの中で、生きている喜びを感じながら、刻一刻と過ぎてゆく時間を楽しんでいる。
 
 

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夏休みにやってきた息子の話しで印象強く残っていた言葉は、夏の気温をブログに書けと言うことだった。冬はマイナス10℃を超えた、今日はマイナス何度と毎日のように書いているが、夏の気温はあまり発表しないと言うのだ。35℃を超える都会では、こちらが今頃何度なのか感心があるという話しだった。
今朝は16℃、半袖では寒いかも知れない。最高気温は25℃くらいだったろう。何にしてもここでは夏布団はいらないし、梅雨があけるまでは炬燵を出しているという有様なのだ。
 
さて、キャンプ場は8月最後の土日で賑わったが、私は珍しい作業を手伝った。それは、なんとテントサウナである。芝生の上にサウナ用のテントを張り、薪ストーブを設置する。テントからは煙突が出るようになっている。ストーブの上にはサウナ用の石が置かれ、熱くなった石に、柄杓で水をかけると、ワッと蒸気が吹き上げ、テント内は一気に暑くなるという仕掛けだ。隣にあるディスプレイ用のティピイテントには、ドラム缶の水風呂が用意されているが、近くにはたくさんのキャンパーがいるので、温泉のように素っ裸という訳にはいかないだろう。水着で楽しむサウナだが、まさかキャンプ場でサウナが出来るとは思わなかった。
 
汗だくでサウナから出ると正面には浅間山があり、青空にギラギラと太陽が照りつける。そして、ドラム缶の水風呂へドボン、なんと楽しいことだろう。これはきっと病み付きになるに違いない。
子どもたちはウオーターバトルのイベントで、大きな水鉄砲を持ち黄色い声をあげている。
北軽井沢スウィートグラスは、今やまさに夏の天国となっている。
 
 

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県道235号線は大笹北軽井沢線と呼ばれ、文字通り国道144号と接する大笹交差点から国道146号線の北軽井沢交差点までの約11kmの道路である。 嬬恋村 と 長野原町 を結ぶ生活道路で、両地域の人々にとっては、重要な道路の一つになっている。私はいつもこの道を利用して北軽井沢スウィートグラスへ通勤している。この道路は、大笹交差点から北軽井沢へ向かって進むと、有料道路の鬼押しハイウエーと交差している。その交差点までは道路幅も広く、離合に支障はないが、それから先は道幅が狭くなり大型車との離合が難しい場所が何カ所か存在する。
 
通勤時に、私は弁当を買うために、キャンプ場入口を通りすぎ、国道146号沿いにあるセーブオンというコンビニまで走るが、その途中、緩やかに右カーブして、すぐにまた緩やかに左カーブする場所がある。その場所の両サイドはガードレールが設置されていて、少し道幅が狭くなっている。何気なく通過すると、左右の森がうっそうと茂る中で、ここが「橋」であることに気付かないと思う場所だ。しかし、このガードレールが橋の欄干の役目を果たしていて、名前はないがここは「橋」なのだ。地元のAさんは、これが出来た当時はこの巾で充分だったと話していたことを思い出す。
 
この場所をよく知っている人たちは、この地点でスピードを緩め、お互いに譲り合っているが、初めて通る観光客や旅人の中には、どんどん突っ込んでくる人もいて危険な場所となっている。
この橋の下は地蔵川が流れている。キャンプ場のジェロニモの滝からオシギッパの森を越えて流れてくるかなりの水量の川で、周りを大きな木々の森に囲まれている。流れる水音は自然の森に囲まれて情緒ある風情を醸し出している。そして、時折小鳥たちのさえずりが聞こえてくる絶好の場所だ。
 
自転車ではコンビニまで緩やかに下っているが、弁当を買ってキャンプ場へ向かう方向は、登りとなる。今日は、少しはやく家を出てこの場所の写真を撮った。普段は交通量も少なく、何とも思わないが、多くの観光客が訪れる夏休みは、一度に交通量が増える。私は、ここを通る度に、いつも事故のないことを祈っている。
 
 

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8月も早いもので残り一週間。相変わらずの盛況を見せているキャンプ場だが、さすがにスタッフの疲れが目立つようになった。私も決して例外ではないが、自転車通勤で見る景色に癒されている。都会にいるとあまり空を見ることがないと思うが、ここではいつも空を見上げないではいられない。私は、四季を通じていつも素晴らしい空を楽しんでいる。スカイブルーの色はその季節によっても、また天候の状態によっても微妙に違う。そして、その空のブルーと雲の白が、その時々に見せる姿が何とも素晴らしい。周りの景色とのマッチングもその感激に拍車をかける。
浅間山麓に広がる高原地帯は、世界でも稀に見る別天地である。ここに住み生活が出来る喜びをいつも噛みしめている。人生は、まったく素晴らしい。
 
 

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