北軽井沢 虹の街 爽やかな風

「最後は緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」という妻に従う形で移住生活を始めた場所は、活火山浅間山北麓に位置する標高1100mを超える厳寒の地。 北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場で働きながら最後の人生を謳歌している。一人の老人が経験する出来事をそのまま書き記していきたい。

2012年09月

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5日ぶりの勤務、台風が接近しているが今日はまだ影響はない。久しぶりの出勤に、はやる心を押さえきれず30分も早く家を出てしまった。しばらくキャンプ場と反対方向へ走り、青空と白い雲を追いかけた。時間があれば、いつまでも青空と雲たちを追っかけていたに違いない。
いつも言っているようにこのあたりは、どこを走ってもその景色は素晴らしいの一言である。
 
キャンプ場では土曜日とあって120組の宿泊客があり、この時期、週末ごとに実施されているハロウィンのイベントに大きな歓声が上がっている。私はポケットに忍ばせているアイフォンで、移動するときにパチリ。今日は、ロフトキャビンの天窓を拭いていて思わず手を止めた。我が家には天窓はない。今まで天窓のある家に住んだことはないので、天窓からの景色がうれしい。
ここから眺める星空もきっと素晴らしいだろうと思いながらシャッターをきった。
夜は1130鬼押し温泉でゆっくりと身体を休め、明日に備える。腰のあんばいはすこぶるいい。
そして、明日、明後日と仕事は続く。
 
 

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腰痛で一日休んだため4連休となったが、今日はその最後の日。最初の二日間は、よくもこれほど眠れるものだと自分でも感心するほど眠った。しかし、食欲はあり、眠っていてもこんなに腹が空くものかと感心した。お昼には、腹が空いて目覚め夕方もしかり。翌朝もその昼も、いつものようにぺろりと完食したのだった。明日からの仕事に備え、近くを歩いていると、道路中央にサワガニを発見した。慌てて逃げようとするサワガニを追うと、道路の隅でピタリと止まり、爪を広げて臨戦態勢をとり動かなくなった。そこをカメラでパチリ。フラッシュの光りにも動ぜずぴくりとも動かないサワガニに、私は脅かして済まなかったと詫びて進み始めた。
 
サワガニの体色は、甲が黒褐色・脚が朱色のものが多いが、青白いものや紫がかったものもあるらしい。今日のサワガニは紫がかった脚を見せていたが、以前やはり家の近くで見たものは赤い色の脚だった。その名前通り水のきれいな沢や小川に生息し、日中は石の下などにひそみ、夜になると動き出すが、雨の日などは日中でも行動するようだ。そして活動期は春から秋までで、冬は岩陰などで冬眠するという。丸ごと唐揚げや佃煮にして食用されるが、私も一度だけ九州のある旅館で食べたことがある。
 
草花はすっかり秋の様相を見せ、いつの間にか様々なキノコたちが顔を出している。小さな葡萄の房の形をした五味子の赤い実は、緑の中でひときわ目立っていた。そろそろ採り頃のものもある。私は、形のいいハナイグチを少し採りながら、ぶらぶらと一時間ほど歩いた。
この4日間はよい休養になった。明日からまた仕事に復帰するつもりである。
 
 

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「これで青春時代も終わりだな」
20代から30代に変わる日、やはりなにがしかの感慨を覚えた。結婚を目前にしていたので余計に気ままな時代の終焉を感じたのかもしれない。
しかし実際に30代になってみると、これがわるいものじゃなかった。体力的にも20代と変わらないし、仕事の面でも20代の手さぐり状態からはっきりと手ごたえのあるものへと変わった。
時移り星流れ30代から40代へ移るときには、
「ああ、いよいよ老化の第一歩」
と、おおいに嘆いたが、これも現実に40代になってみると抜群によろしい。体力は少し衰えたが、人間や世間がよく見えるようになった。人生の手ざわりみたいなものが少しずつわかるようになった。このぶんならきっと40代から50代に変わっても、さらによくなるのではあるまいか。私はそう思っているのだが、50代の友人は、
「そこのところは今までのようにいかんぞ」
と、笑っている。
体力の衰えはしかたあるまいが、脳味噌さえ健在なら50代だって充分に使いでがあるだろう。自己暗示をかけても私はそう信じたい。「20代で美しくなく、30代で勇敢でなく、40代で勤勉でなく、50代で賢くなく、60代で豊でない人間は、一生美くしくもなく勇敢でもなく勤勉でもなく賢くもなく豊でもない」とか。
20代に美しかったかどうかはともかく、私の30代はそれなりに勇敢だったし、40代はいやでも勤勉にさせられている。50代はぜひとも脳味噌の熟する時にしなくてはなるまい。
阿刀田高著 「頭は帽子のためじゃない」より
 
これは、阿刀田高が40代のころの文章だが、時移り星流れ(実にいい表現だ)、生まれ年から計算すると彼は現在77歳になっているはずだ。
私の場合も40代まではおおむね彼と同じであったと思うが、私は20代の頃は早く30になりたいと思い、30になると早く40になりたいと思ったものだ。それは「若い」と言われることが「未熟である」と言われていると感じていたからにほかならないが、50代が脳味噌の熟する時になったかと言えば、仕事・仕事・仕事に追いまくられ決して脳味噌の熟すときにはならなかったと感じている。50代のころ考えていたのは、なんとか60歳でリタイヤしたいということだった。そして5年遅れのリタイヤ生活を移住という形で暮らし始めているが、まだ早く70歳になりたいという自分がいる。それは、70歳という響きがなんだか崇高で威厳のあるような、人間としてここまでこられたという自信やら誇りのようなものを感じるからであるが、70歳になると、もう早く80になりたいとは思わないだろう。もう少し時がゆっくりと流れて欲しいと思うに違いない。
 
今朝の気温は7℃。気温はいっきに秋深しを思わせる。一昨日の夜、60代の私は、腰に激痛を感じ、一晩中唸ってもがき、昨日は仕事を休み終日床に伏せっていた。今日になってやっと薬局へ行き、湿布剤を買うことができ、なんとかパソコンの前に座れるようになった。やはり体力の衰えを感じる今日この頃であるが、妻はせっせと森の中を歩き回り、キノコ(ハナイグチ、ヤナギタケ)や、栗、栃の実などを採ってきている。今年のキノコはセシウムが多く含まれており、味も上々である。そして、明日あたり、我が家は栗ご飯になると予想している。
 
 
 

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薬物と言えば麻薬、覚醒剤、大麻などだが、最近では脱法ドラッグなどという聞き慣れない名前が報道されるようになった。薬物の乱用は危険であり絶対に避けねばならないが、我が家にも時折薬物が届き、密かにほくそ笑んでいる。
 
この夏にいただいたのはハワイのビール。三種類のビールが2本ずつ入った6本セットで、そのうちの一つはFIRE ROCK Pale Ale (ファイアーロック・ペールエール)。「これはハワイのビールですが、何故かラベルに浅間山が描かれています」と、ジョークを飛ばす提供者は、私にとって、いつも煙に巻かれるつかみ所がない不思議な存在である。もう一本は、ファインアロマホップを使用したロングボートアイランドラガー。そして果汁が入っているため、法令上ビールと表示できないワイルア・ウィートという発泡酒。いずれも珍しいものなので、夏にやってきた息子と飲むつもりだったが、息子が持参したイタリアの上等な薬物・白ワインにふらふらと吸い寄せられ、ついにハワイのビールは登板の機会を失っていた。見ると賞味期限が11月末になっている。そろそろ食卓に登場させ、その後は中毒患者の部屋の一輪挿しに使用する予定である。
 
そしてつい先日のこと、留守中に玄関前においている自転車のハンドルにぶら下げてあったのが、五一わいんの「嬬恋の想いで」。五一わいんの醸造元である林農園は、西に穂高岳、常念岳を望む北アルプス連峰、東に遠く八ヶ岳。近くに美ケ原高原を望む塩尻市桔梗ヶ原の中央に位置し、7ヘクタールの自家農場で各種の高級ワイン専用品種を栽培している。大正8年にワインの醸造を始めている知る人ぞ知るワインメーカーである。この薬物を自転車のハンドルにかけていった犯人は、もう分かっているが、しょうこりもなく私に薬物を提供して、いったいなんの魂胆があるのか、頭を悩ましている。
 
そしてもう一本の箱根梅酒は、小田原・曽我の梅(白加賀)を地元産の酒米(山田錦)で仕込んだ純米酒に漬け込んだ高級な梅酒である。甘さ控えめで梅の風味豊かな味わいは、もうとうの昔に胃袋で消化してしまっているが、今では我が家の密造酒の入れ物として重宝している。
このような各種薬物の提供者にかぎって、あまり酒に強くないという傾向があるのはどういうものか不思議である。
 
薬物の乱用には、くれぐれも注意が必要であるが、このような贈り物はやはり、いつもながら恐れ入っている。ああ・・なんまんだ・なんまんだ!
 
 

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昨日の記事の続きになるが、収穫して並べられたカボチャには、価格がつけられて販売される。
2000円とか3000円とか1000円、800円などと大きさや形で決められたのかどうかよく分からない価格が貼られているカボチャの中に、100万円というのもあった。写真を撮りながらそばにいたお客に、これ、冗談ですよね?と話しかけてみた。「え?・・100万円ですか?」と笑いながらまじまじと価格を見つめていると、若いスタッフがやってきて、こちらに30億円のもありますけど・・・とにこやかな笑顔で受付入り口に一つだけ飾られているひときわ大きなカボチャを指さした。
 
それぞれ好みのカボチャを購入し、カボチャに下絵を描きナイフでくりぬき、ジャック・オー・ランタンを製作する。キャンプ場では、「カボチャランタンコンテスト」が開かれ入賞者には賞品が授与されるという。キャンプ場を訪れているちびっ子たちは、仮装行列で楽しんでいたが、やはりひときわ目立つのは、若いスタッフの仮装であった。
 
我が家では、妻がナラタケの群生を発見して大騒ぎ。柳の木には立派なヤナギタケの姿もあった。
いよいよ秋本番である。
 
 

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