北軽井沢 虹の街 爽やかな風

「最後は緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」という妻に従う形で移住生活を始めた場所は、活火山浅間山北麓に位置する標高1100mを超える厳寒の地。 北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場で働きながら最後の人生を謳歌している。一人の老人が経験する出来事をそのまま書き記していきたい。

2013年01月

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1月31日は愛妻の日。これは、嬬恋村に本部を置く日本愛妻家協会が2006年に制定した。
1月を〝I〟に見立て、「あい(I)さい31」の語呂合わせにより愛妻の日と宣言されている。
嬬恋村の地名は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が妻の死を知り、人目もはばからずに嘆いたという故事にちなんだもの、といのが一般的になっている。
パノラマライン北ルートにある「愛妻の丘」は今や有名であるが、嬬恋村観光商工課では、愛妻の日を記念して極寒星空スノーシューツアーを企画したが、果たして何名の参加者がいただろう。
 
日本愛妻家協会では、1(アイ)月31(サイ)日、午後8(ハ)時9(グ)分、つまり「愛妻の日のハグタイム」に世界一斉ハグタイムを発動した。そして、100万人が同時にハグすれば〝地球が一瞬いい感じ〟になると推奨しているが、この「倦怠感削減愛情持久力向上プログラム」に100万人の参加があったかどうか興味が湧く。日本愛妻家協会の狙いは「世界で最もハグの苦手な日本人が、ハグで世の中を一瞬明るくしてみることに挑戦する」ところにあるという。「照れくささと恥ずかしさを乗り越えたときに新しい自分に出会える・・たぶん」と、日本愛妻家協会の鼻息は荒いそうな。昨年は計画に参加した男性から「15年ぶりに妻の顔を間近に見ることができた」と感謝のメールが届いたという。ハグの先には、思わぬ幸せが待っている・・・?
 
だがしかし、世の中そうは問屋がおろさない・・・という家庭もあるだろう。
大怪我をするかも知れない人は、危険な行為は避けるべきかも?
 
 
 

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嬬恋村には、広大なキャベツ畑、浅間山を望む景観、自然豊かな別荘地といった多くの特色ある景観がある。村民から愛され、育まれたこれらの景観は、村を訪れる多くの人たちにもやすらぎや潤い、愛着を与えている。嬬恋村では、これら地域固有の景観や良好な町並みは村民共有の財産でもあり、地域の魅力を高める資源であることから、独自の景観づくりの取り組みを進めている。現在の嬬恋村は、群馬県の景観条例が適用されているが、村独自の景観を創造していくため、村独自の景観条例を目指し、景観法の活用による新たな取り組みについて検討している。
 
本日開催された嬬恋村景観計画(素案)住民等懇談会に出席した。昨年開催された懇談会にも出席したので、その進展状況が気になっていた。景観行政団体は、景観法の中で創設された組織制度で「景観法に基づく景観計画の策定」や、各種施策を独自に行うことができる行政団体のことで、原則として市町村が「景観行政団体」になる。全国では、すでに557団体、群馬県では草津町や中之条町など12自治体が景観行政団体になっている。嬬恋村では、いよいよ平成25年度中に景観行政団体として景観計画を策定し、来年の4月1日より施行することになりそうだ。
 
嬬恋村は、その所有地の多くが上信越高原国立公園の特別保護地区になっていて、すでに開発できない地域が多いが、その他の地域も景観法に基づく景観計画が実施されると、自然保護はもちろん住民や別荘地の人々にとっても安心できる景観が保たれることになる。
 
プリンスランド大通りでは、ウインターフェスティバルの準備が着々と進んでいる。真っ白い雪景色に変身した嬬恋村の景色は冷たい空気の中、青空が広がる明るい日が続いている。
 
 

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増田明美といえば1984年ロス五輪に出場したマラソンランナー。メダルを期待されながらも無念の途中棄権を思い出すが、1992年に引退するまでの13年間に日本最高記録12回、世界最高記録2回更新という輝かしい経歴の持ち主で、現在はスポーツジャーナリストとして活躍している。すでに50歳近くになった増田明美は、マラソンの解説で定評がある。新聞を見ていると、彼女の書いたコラムに素敵な記事を見つけた。
 
第148回芥川賞に黒田夏子さんの「abさんご」が輝いた。75歳の黒田さんは史上最年長受賞。この功績に、文学が好きで才能のあるご年配の方々は「私もまだやれる」と勇気をもらったにちがいない。いや、文学の世界だけでなく、他の分野でも止まらずに歩み続けている人たちに「人生に引退はない」と明かりをともしてくれたことだろう。
先日101歳で天寿を全うされた柴田トヨさんは98歳のときに発表された詩集「くじけないで」が150万部のベストセラーになった。韓国やオランダでも翻訳され、人気だという。柴田さんの優しい言葉にたくさんの人が励まされている。
日本はいまや100歳を超える人が5万人という時代。70歳を過ぎても本当にお元気だ。私の父も千葉で専業農家を営む71歳だが、自分で作った鉄棒で私に、「ちょっと見てろよ」と懸垂を披露して誇らしげなのである。「人生は70から」の気概で設計図を描くべきではないだろうか。そしてお会いする元気な高齢者に共通しているのは、学び続けていること、体を動かし続けていること、何かにチャレンジし続けているのである。つまり生涯学習、生涯スポーツを実践しているのだ。
「幸福とは、お金があるとか名誉があるというのではなく、心の中に幸福感を持てる人です」と、聖路加国際病院理事長で医師の日野原重明さんは講演会で話していた。「心の中の幸福感」は
自分の好きなことに生きがいを感じながら向き合える人が持てるのかもしれない。そのためには、目標とする「晴れ舞台」が必要だとつくづく思う。
スポーツではマスターズとして年代別に大会があり、水泳や陸上で日本人は数多くの世界記録を持っている。水泳の95歳以上99歳以下の部で9種目の世界記録を持つ長岡三重子さんの1500メートル自由形の記録は54分09秒81。1時間近くも泳ぎ続けての大記録なのだ。舞台としては1988年に始まった「ねんりんピック」が国内で最も大きな〝健康祭り〟ではないだろうか。60歳以上がパークゴルフや剣道などの競技のみならず、囲碁や将棋、俳句や音楽などで交流を深めている。昨年の宮城・仙台大会には延べ51万人が参加した。
社会保障制度改革国民会議が21日、安部政権下で初会合を開いた。「誰もが安心できる持続可能なものを目指して」と、まずは医療、介護のあり方を優先的に議論するという。同時に、その総費用の抑制につながる策も考えていかなければいけないと思う。平成22年度で37兆円を超える国民医療費のうち65歳以上の約3千万人(人口の約24%)で医療費の55%を占める。熟年世代のためのスポーツや文化活動の「舞台」を増やし、それに投資することが医療費の抑制に効果があると思う。
米国のジョン・F・ケネディ大統領が1961年1月に就任したときの演説がいまの日本にも響く。「国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたが国のために何ができるのかを問うてほしい」。私たち一人一人が自分の心の中に幸福感を持てるように生涯を通して学び、体を動かすことが大切である。心身の健康づくりは自己責任にも依るだろうが、国や自治体はその発表の舞台を増やす努力をしてほしい。
 
熟年世代の「舞台」づくり、というコラムには、「人生に引退はない」「人生は70から、の気概で設計図を描くべき」「幸福とは、お金があるとか名誉があるというのではなく、心の中に幸福感を持てる人」などの言葉がちりばめられ、最後にあのジョン・F・ケネディの「国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたが国のために何ができるのかを問うてほしい」という演説を引いて締めくくっている。
オリンピックで途中棄権という屈辱を味わったが、その後の努力と持ち前の明るさで多くの人に影響を与えている彼女の人生に拍手を送りたい。
 
 

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昨日は猛烈に降る雪の中の出勤となったが、降る雪をもろともせずテント設営に励んでいるカップルがいた。大変ですね、と声をかけると、「いやいや、とても楽しいですよ」とにこやかな笑顔で返事がかえってきた。そばにあった車を見ると車種の名前は分からないがベンツのマークだ。
経済的な余裕がある人は、心にも余裕があるのだろうか。笑顔の素敵なカップルに、こちらの気持ちも温かくなっていくのがわかった。
 
プリンスランド大通りのおもちゃ王国前に、誰が作ったのか雪だるまがあった。そばには掻いた雪の山がたくさんあり、今年のウインターフェスティバルは雪不足に悩むことはなさそうだ。
 
ここでの生活で楽しみの一つになっているのが読書だが、それは乱読という言葉が一番当てはまっている。現在読書中の本は3冊ある。その中の一冊には、「なぜゴルフ場は18ホールなのか」というタイトルがついていて、この本は、タイトルを新聞で見たとき、私が以前から聴いた話しが本当かどうか確かめたくなり、衝動買いしたものである。
ゴルフ発祥の地イギリスのセント・アンドルーズ倶楽部で1764年から18ホールをアウトとインに分けて競技することになったという本当の訳はあまり面白くないので披露しないが、私の記憶していた説は、最後に次のように語られていた。
 
『まだゴルフがマッチ・プレイだったころ、1ホールごとにウィスキーを1杯ずつ飲んでプレイしていた。なぜ酒を飲みながらなのかは不明ですが、ウィスキーの瓶の容量は1クオート(約1.1㍑)で、1回に1英ジガー(約60ミリリットル)ずつ飲んでいくと18ホール目で瓶が空になることから、ホールの数は18になり、ゴルフの1打もウィスキーの1杯も同じ単位「ショット」になったという話しがまことしやかに伝えられています』。
 
18ホール目でウィスキーの瓶が空になるのは分かったが、ゴルフの1打もウィスキーの1杯も「ショット」になったというのは知らなかった。この本のサブタイトルは、「ビジネスに使える、どうでもいい数字の話」となっていて、野球が9イニングなのは、コックさんのためだったとか、東京スカイツリーの高さは語呂合わせで決まったとか、ひらがなの数は、46字しかないのに、「50音」?、缶ビールの容量が350ミリリットルなのはなぜ?、回転寿司のスピードは分速4.5m、などと、べつにどうでもいいような数の話しがびっしりと書かれている。話しのネタになりそうな、ふむふむとうなずける楽しい話題が満載である。
 
氷点下の毎日、暖炉奉行をつとめながら、もっぱら読書を楽しんでいる。
 
 

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週に一度の買い物に出かけ、軽井沢から佐久まで足を延ばしたが、佐久では午後の気温が何と7℃になっていた。7℃は今の私には暑い。出発時の気温はマイナス2℃で、いつもよりは暖かいと感じていたが、衣類はいつもと同じでしっかりと着込んでいたので7℃はさすがに暑かった。
これは笑い話のようで、笑えない話しである。帰路、峰の茶屋付近では再びマイナス2℃だった。
予報では土曜日の明け方はマイナス13℃になるという。この気温の乱高下にはもう驚かなくなっているが、肝心の身体がしっかりとついていけるかどうか、やや不安である。
 
ここからは、また新聞ネタになるが、「県民性の人間学」という本があるそうな。それによると、事実、ほとんどの県には、最大公約数的な性格特徴が実在する、という。
たとえば私の住む群馬県といえば、「カカア天下に空っ風」といわれている。県土のほとんどが山地で、1年の半分近く風が吹くとあっては、農業だけで生計を立てるのは難しい。そこで発達したのが養蚕と織物業。どちらも女手が中心だから、女性の発言力は強くなる。風土が県民性を作る好例である。
 
埼玉県で100人を超える公立学校の教員が、退職金手当削減が始まる2月を前に、「駆け込み退職」を希望していることがわかった。なかには学級担任も含まれており、教員の臨時任用で乗り切るという。テレビのニュースでは、教頭空白の学校もあるという。
 
愛知県警でも、多数の早期退職希望者が出ている。一方で同じ手当の削減がありながら、今のところそんな動きがみられない自治体もあるらしい。全国の都道府県の集計がまとまれば、「県民性」が明らかになるかもしれない。
 
そういえば昨年末の旧「日本未来の党」の分党騒ぎも、各政党に支払われる政党交付金が決まる今月1日を目前にした「駆け込み」だった。「生活の党」に党名変更した小沢一郎氏らは、約8億円を受け取ったとみられる。
 
いろいろな考え方があるが、3月末の定年を待って退職すれば140万円の損になる地方自治体の職員個人にも事情があるに違いない。これをセコイという前に、同じ駆け込みでも億のお金を手に入れる制度にも疑問を感じざるを得ない。あの政治家は何県?
 
 
 

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