北軽井沢 虹の街 爽やかな風

「最後は緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」という妻に従う形で移住生活を始めた場所は、活火山浅間山北麓に位置する標高1100mを超える厳寒の地。 北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場で働きながら最後の人生を謳歌している。一人の老人が経験する出来事をそのまま書き記していきたい。

2014年06月

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仕事場同僚のY嬢がくれた天然樹液シートを足の裏に貼って寝ます。

詳しいお話は明日以降に・・・・。


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私は子供のころから長い距離を走るのが苦手だったが、中学生の頃50m走は陸上部の選手よりも早かった。それは数少ない私の自慢話の一つだ。この度、5年ぶりに復活した北軽井沢マラソンの「浅間高原の風になろう」という呼びかけに心が動いた。ただそれだけの理由で走ることを思いついたのだが、苦手な長距離を走るという思いもかけぬ出来事に遭遇したために、様々な出来事が起きている。まずは横浜から娘夫婦がこの大会に参加するために今日やってきた。そして、勤務先の北軽井沢スウィートグラスで明日着て走るTシャツをいただいたが、それには若い仲間たちの寄せ書きが記されている。71歳になる私を1歳多目にカウントして書かれた72歳に何の意味があるのか疑問はあるが、それはどうでもいいこと。「頑張って!」の拍手に見送られて、おりしも猛烈に降りしきるスコールの中を帰宅したのだった。こんなワクワクする感激はいつ以来か思い出せない。
帰宅すると、ブロ友Oさんが秩父ワインを持ってきてくれたという。そしてY君は横浜名物の焼売をくれた。同僚の仲間たちも熱い声援をおくってくれる。
予報はあいにくの雨だ。浅間高原の風にもいろいろな風がある。颯爽と走り抜ける若い風もいいが、若いスタッフたちの心からの声援を身に着けて走る老ランナーの風は、スピードはなくても一味違う匂いくらい漂うに違いない。ゼッケン番号625をつけて、私は明日9時15分スタートする。スウィートグラスの皆さん、キャンパーの皆さん、ブロ友の皆さん、セーブオンの皆さん、心あたたまる声援をありがとう。




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今日は勤務のため、軽井沢駅に迎えに行けなかったが、二人はバスに乗ってやってきた。

久々の来訪で二人とも明日、北軽井沢マラソンに参加する。私と同じ6.5kmに挑戦するために来たが、私たちにはそれはほとんど関係なく、久々の健康な姿に喜びもひとしおである。数日前から妻はいろいろと料理の下ごしらえに励んでいた。ブロ友のOさんから頂いた秩父ワインは一味違い、喉元を通り過ぎる感触がすがすがしく心地よい。

私は最近時間が止まったのではないかと思うほど、いつも力がみなぎっているような気がしている。明日の北軽井沢マラソンの6.5km。婿殿はどうやら1kmを私よりも1分も早く走るという。娘はほぼ私と同タイムというから明日が楽しみだ。

 


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5月20日に自分で決めたコースを試走して、北軽井沢マラソン6.5kmに出場を決め、その後梅雨入りして本コースの試走が延び延びになっていたが、やっと今日決行できた。最初の試走では、いきなり走ったこともあって、しばらくは両足のふくらはぎから太ももまでパンパンにはっていた。昨年の入院手術騒動からストレッチをさぼっていたのが影響しているに違いないと思い、ストレッチ、腹筋・背筋運動を再開した効果があり、今日の試走後は筋肉のはりはない。

 

当日のスタート時間は9時15分。今日はほぼ同じ時間にスタートした。あらかじめ1kmごとの場所は確認していたが、走ってみると道路のアスファルトにペンキで書かれていた。ランニングパンツも軽く、買ったばかりのシューズもすこぶるいいあんばいである。

そのためか少々調子に乗りすぎたせいで、ペースが少し早くなり1km地点で息があがってしまう。時計を見ると7分だった。コースは北軽井沢の広場を出て県道54号線を二度上峠方向に進む。人間の身体はその時々によりコンディションが違う。天候や気温の影響も受ける。今日は、最初に走った日よりも体が重く感じた。C#カフェ入口の1.5km地点を通過して2km地点は、同僚のY嬢宅前。ここが給水ポイントになるがここでの給水はありがたい。1kmのラップはここでもきっちりと7分だった。しばらく進み左手にあるアサイマートから左折して県道を外れ町道に入る。そこからしばらくなだらかなくだりを進むと右手に鉄塔があり、ここがほぼ中間点である。時計は21分、最初の試走のときより3分も早い。明らかにオーバーペースである。

 

このマラソンコースは、どの場所も緑に恵まれ、木漏れ日の中を進みながらエゾハルゼミが盛んに鳴きあう中を進むという、素晴らしい設定がある。少し急な下り坂を下りると左手に熊川が現れ、正面森の奥の高台にブロ友Oさんのマンションが見える場所に出る。そこを左折し、熊川に架かる橋をわたる。この橋が4km地点となる。すでに相当汗をかき、足取りも重い。しかし、この先が最大の難所となる。急こう配の登りが約600mあるのだ。車で下見した時には距離も600mでたいしたことはないとあなどっていたが、どうしてどうしてここでの登りはきつい。50mも進んでいないのに、もう胸が爆発しそうだ。

私は、ついにここで走るのをやめ、ぜいぜい言いながら歩き始めた。4km地点まで1km7分を保っていたが、私にとってはどうやらオーバーペースだったようだ。

 

つづら折れの600mをなんとか歩いて登り切り、右手に照月湖のある乗馬クラブにたどり着く。息をととのえて再び走り始める。大通りに出てスウィートグラスの本部事務所の前を右折するとゴールはもう近い。あとで考えると、なんともなさけない顔で走っていたに違いないが、時計は意外と早い。歩いたにも関わらず後半は26分で最初の試走のときと変わらない。合計47分は上出来だ。まるでここにきて9連敗してもまだ貯金がある広島カープに似ている。最初の3分の貯金が功を奏した結果となったが、急な上り坂とはいえ、ぜいぜい言いながら歩くのはみっともない話である。当日は、もう少しスローペースで完走を狙うつもりだ。

 

第27回北軽井沢マラソン、定員800名のハーフマラソンには725人、定員300名の6.5kmには275人がエントリーしているが、驚くのは、ハーフマラソンには82歳男性と73歳の女性が参加していることだ。そして、6.5kmの部も男性では70歳以上の参加が18名もあり、最年長は78歳。女性の最年長は75歳である。結果はどうであれ、北軽井沢マラソンに参加するという経験は、また一つ今までにない何かが得られるに違いない。梅雨時のため天候が気になるが、この時期である、もし雨が降ってもそれはそれでまた楽しい思い出になるだろう。大会まであと一週間となった。横浜からやってくる娘夫婦と飲む例のものが目に浮かぶ。完走のご褒美に、それが喉元を通り過ぎる心地よい瞬間は、また格別に違いないのだ。

 

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13日の金曜日をWikipediaで見ると、その起源については、「イエス・キリストが磔刑につけられたのが13日の金曜日とされ、キリスト教徒は忌むべき日であると考えている」という俗説があるが、正しくない。なお、当時はローマの歴とユダヤの陰暦が併用されており、福音書の日付は陰暦である。

 

キリスト教の影響が強い国であっても、イタリアで不吉な日は17日の金曜日であり、スペイン語圏では13日の火曜日が不吉だとされている。13日の金曜日を不吉とするのは、英語圏とドイツ、フランスなどに限られる。ただしフランスでは宝くじの売り上げが急上昇する、幸運な日でもある。これらの国で13日の金曜日が不吉とされる理由には、いくつもの説があるが、定かでない。13を不吉な数とするものと、金曜日を不吉とするものが独立して生じ、それらが合体したものであるという説が有力である。13日の金曜日を不吉とするのは19世紀になってからだとする意見もある。

 

2012年1月13日金曜日、野田内閣が発足したが、日本の歴代内閣で13日の金曜日に組閣したのは初めてだという。発足当時から不吉な内閣だったのだろうか?

そんなことはどうでもいいが、2008年6月13日金曜日は、私たちがこの地に移住してきた記念日である。移住計画の日にちを考えてカレンダーを見ていたとき、偶然に目についたのが6月13日金曜日だった。これなら忘れることなくいつまでも心に刻まれる日になるとノーテンキの頭が考えたのだった。

 

13日が金曜日になる日は、その月の1日が日曜日の場合出現する。そして、それは毎年最低1回、最高3回あるが、次のように面白いデーターがある。


元旦が日曜日の平年:1月13日(金)、10月13日(金)

元旦が月曜日の平年:4月13日(金)、7月13日(金)

元旦が火曜日の平年:9月13日(金)、12月13日(金)

元旦が水曜日の平年:6月13日(金)

元旦が木曜日の平年:2月13日(金)、3月13日(金)、11月13日(金)

元旦が金曜日の平年:8月13日(金)

元旦が土曜日の平年:5月13日(金)

 

元旦が日曜日の閏年:1月13日(金)、4月13日(金)、7月13日(金)

元旦が月曜日の閏年:9月13日(金)、12月13日(金)

元旦が火曜日の閏年:6月13日(金)

元旦が水曜日の閏年:3月13日(金)、11月13日(金)

元旦が木曜日の閏年:2月13日(金)、8月13日(金)

元旦が金曜日の閏年:5月13日(金)

元旦が土曜日の閏年:10月13日(金)


これによると、6月13日が金曜日になるのは、元旦が水曜日の平年か、元旦が火曜日の閏年ということになる。2008年は元旦が火曜日の閏年で、今年は元旦が水曜日の平年である。ちなみに今年は13日が金曜日になるのは6月だけである。

以上で6月13日金曜日の研究は終了するが、次に6月13日が金曜日になるのは西暦何年になるのか?・・・とにかく移住生活もいよいよ7年目に入った。今日は入梅以来の雨もやみ、記念日を祝福するかのように晴れた。雨上がりの森の緑は美しく、小鳥たちや、エゾハルゼミの合唱が6年前を思い出させる。雪解け以来、次々に白い花が咲いては散っていく。今はヤマボウシが咲き始めているが、家の周りも少しずつ変化している。

すっかり移住生活も板につき、毎日を楽しく過ごしていることに幸せを感じている。

 

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