夏休みになった。うっとうしい梅雨も去って行った。これから8月末までの間、勤務先のスウィートグラスは多忙となり、休みも週に一度くらいで、体力を試される時期である。
話はぜんぜん違う方へ飛ぶが、昨年のこの時期の体重を見ると52~53kgあったのに、今では48kgと4~5キロ痩せている。したがってベルトの穴が一つ二つ短い方に移動してしまった。もともと体は小さい方でSサイズなのだが、Sサイズでも袖が長い。
妻も41~42kgでウエストは大きな手なら一握りの感じで、自分でもこれ以上痩せると危険だと思っているようだ。今日は買い物ついでに「お直し工房NAKAMURA」へ行った。妻は痩せて着られなくなったが、気に入っていて手放せなかった服を詰めてもらうことを思いついたようだ。同僚のMさんから得た情報で、その店は新しくなった中軽井沢の駅舎のなかにある。駅東側に4軒くらいの小さな店が並んでいてその真ん中の店だった。
妻が店主と話している間、何気なく外を見ると何やら騒々しい。何かテレビの撮影のような感じである。一番端にある「駄菓子屋」のなかにタレントらしき人物がいるらしい。
私は店から出てくる人物をスマホでパチパチと撮っていたが、「すみません、写真はとらないでください」と若い女性スタッフが口をとんがらせて言う。あ、そう・・私は簡単に引き下がったがもう手遅れで何枚かの写真は撮ったあとである。タレントはあの徳光和夫と野々村君。もう一人名前は忘れたが群馬出身の女性タレント。どうやら路線バスに乗ってあちこち回っている番組だという。それにしても、私のスマホに捕まったトクミツさん、何を食べているのか病気なのか、フクフクとしていてだらしなく見える。もしもダイエットに成功したら、きっと服を直さなければならないだろう・・・なんて、余計な心配をしてしまった。
妻は思ったより安価で直しができることに大満足。とっておいた昔の服をすこしずつ直して着ると話している。私もダボダボになったズボンや長すぎる袖を直してもらうことにしよう。この店の女性店主はきっといい腕をしているに違いないと妻はご機嫌であった。
しばらくして、トクミツさんノノムラ君たちを乗せたバスが立ち去り、辺りは静寂をとりもどした。調べてみるとトクミツさんは私より二つ上だが、まだまだ元気に重たい体に鞭打って?頑張っているに違いない・・・と思った。