今朝は気温がマイナスになり冷え込んだ。
仕事のシフトが11時出勤だったので、早めに出発して二度上峠へと向かった。
先日のリベンジと思ったが、あいにく雲が多く、太陽の適切な光の恩恵はなかった。
鳥居のある場所まで62段の階段を駆け上がってみたが、立木が邪魔をしていた。
それでも、先日よりはましな写真が撮れたと思う。
それにしても、浅間山はどこから見ても素晴らしい。
「最後は緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」という妻に従う形で移住生活を始めた場所は、活火山浅間山北麓に位置する標高1100mを超える厳寒の地。 北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場で働きながら最後の人生を謳歌している。一人の老人が経験する出来事をそのまま書き記していきたい。
今朝は気温がマイナスになり冷え込んだ。
仕事のシフトが11時出勤だったので、早めに出発して二度上峠へと向かった。
先日のリベンジと思ったが、あいにく雲が多く、太陽の適切な光の恩恵はなかった。
鳥居のある場所まで62段の階段を駆け上がってみたが、立木が邪魔をしていた。
それでも、先日よりはましな写真が撮れたと思う。
それにしても、浅間山はどこから見ても素晴らしい。
相変わらず毎日落ち葉の襲撃を受けている。妻は毎朝、熊手と箒で戦いに挑んでいるが、明らかに戦況は不利である。私は床下収納庫よりブロアを取り出した。
昨年は、エンジンがかからなくて困ったが、今年はその時教えてもらった通りにすると、すぐに始動した。ひとまず玄関周りと道路の落ち葉を吹き飛ばし、あっという間に勝利したが、敵はその後も次々に襲ってくる。いやはや手に負えぬ輩である。
昼食後、長野原警察の隣にある安全協会へ、新免許証を受け取りに行った。
道中の景色にまたまた感動しながら進んだが、帰路、車を止めて夢中になってカメラを向けた。吾妻川のそばから突き出た木々の間から、絶好のポイントを見つけたときは、胸の鼓動がひときわ大きくなり、何度もシャッターを押した。
役場前から村道に入り、ススキ越しに見える浅間山を撮った。そして振り向けば四阿山から万座まで黄葉の美しい山並みが見える。
断層が見える山と空と雲は、何と言っていいやら、もしも私に絵でも描く能力があったなら、とつくづく思ったものだ。
毎週の買い物道中の景色は、週ごとに変化している。一週間の間に大きく変化が見られるのが春と秋。この変化を楽しめるだけでも、ここで生活する意義がある。
日本中を旅したわけではないので、他の場所のことは分からないが、山裾を飾るカラマツの黄葉は、ここ独特なものだと思っている。
帰宅後、午後から愛車の点検整備のため上田へと向かった。
パノラマラインのキャベツ畑で最後の収穫が行われていた。他の畑は収穫が終わり黒い土がむき出しになっている。あの壮大なキャベツたちは、日本中の人々のお腹の中へ消えていったのか。定かではないが、信じ難い事実かもしれない。
澄んだ青空に映える浅間山の噴煙は、まるで蒸気機関車の煙のように見えた。
鳥居峠を下ると、民家の後ろに見える山の紅葉が見事。
進む先々で心躍る景色が現れる。
国道144号線、真田街道を楽しんだ。
人は、いつも澄んだ気持ちでなんかいられない。
みんな、濁り具合の程度の差こそあれ、心の中を満たしているのは泥水だ。
だから私はその泥水をきれいに保つため、なるべく静かにしていようと決めた。
水の中で魚が動き回れば濁った泥水になってしまうけれど、心を穏やかにしていれば、
やがて泥は下に沈み、上の方はきれいな水になる。
私はきれいな水でいたい。
これは、先日読んだある小説の一節である。
仕事を済ませ帰宅すると、家庭菜園を楽しんでいる友人から野菜が届いていた。
大きな大根二本と白菜。大根の一本は赤大根。これがまた格別に旨いのだ。
新鮮な野菜はたいへんありがたい。幸せな瞬間である。
先日の氷点下が嘘のような、今朝は9℃もあった。暖かい穏やかな一日だった。
昨日の朝は、ついに気温が氷点下となった。風も強く木枯らし1号となる。
しかし今日は天気も良く、動いていると汗ばむほどだ。
秋から冬へと確実に移動しているに違いない季節の変わり目。
晴れた日の青空は白い雲をひときわ際立たせ、まだ葉を落とさないモミジの紅葉が眩しい。
妻は近所でいただいた花を花瓶に飾った。
花のある室内はどことなく心をときめかせる。
いよいよ暖炉に火をともす日も近い。