北軽井沢 虹の街 爽やかな風

「最後は緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」という妻に従う形で移住生活を始めた場所は、活火山浅間山北麓に位置する標高1100mを超える厳寒の地。 北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場で働きながら最後の人生を謳歌している。一人の老人が経験する出来事をそのまま書き記していきたい。

2017年01月

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先日の買い物で買ったキウイフルーツは香緑(こうりょく)。香川県農業試験場が「ヘイワード」の種から育てた中から、特に糖度の高いものを選抜・育成した品種で、濃厚な甘さと鮮やかな緑色の果肉が特長と記されていた。食べてみるとまったく偽りはなかった。

大きさも普通のキウイと比べても大きい。それにしても2個で398円(税抜き)は高価なものだ。家人の大好物なので、まあ躊躇なく買い物かごにおさまった。

 

今朝はマイナス8℃だったが、やけに寒く感じた。いつの間に降ったのか1センチほどの積雪は、先日吹き荒れた風で汚れた森を再び白く覆ってくれた。

青天の透きとおった空に映える浅間山がきれいだった。昨日の撮影ツアーの人たちも、この同じ場所からの写真を見ると羨むに違いない。

いよいよ今日で1月は終わった。スウィートグラスでは、施設のメンテナンス仕事が始まっている。今日から第4サニタリーの塗装工事に着手した。

 
 
 

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早朝雪だったがすぐ雨にかわった。気温が高く生温い。この時期の雨は最悪で、積もった雪が溶けてシャーベット状になる。車のタイヤはぬかるみにはまったようになりハンドルを取られる。そして今夜はまたマイナスの世界に戻り、溶けた雪が凍る。

明日の朝はどんな状態か心配だ。仕事が終わり、帰路、キャンプ場から県道に出たところに観光バスが止まっていた。こんな場所になぜ観光バス?と思いながら左折すると、私がいつも浅間山を撮る絶景ポイントに、たくさんの人が三脚を立てて浅間山方向を狙っていた。あいにくの天気なので浅間山は雲の中だが、シャッターチャンスを待っている人たちは寒そうだった。昨日ならきれいな浅間山が撮れたのに、と同情心が湧く。

おそらく日が沈むまでそのチャンスはなかっただろう。こういうカメラマンツアーのような光景に遭遇することが多くなった。わざわざ絶景を求めて都会からやってくる人がいるとおもえば、なんともいいところに住んでいると誇りに思ったりする自分がいる。

明日からは施設のペンキ塗りが始まる。

 
 

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先日27日、明治神宮で新横綱稀勢の里の奉納土俵入りが行われた。雲竜型の土俵入りは堂々として見事だった。稀勢の里の体形は横綱にしたらいいだろうと以前から思っていた。太刀持ち髙安、露払い松鳳山の肌の色が新横綱と対照的だったのが印象的だった。

その日の夕ご飯は、ブリの塩焼き、タコのカルパッチョ、カボチャの煮物、カボチャのお皿は横綱の模様。これは4年前、古稀の祝いで大相撲見物に招待されたときのお土産。

稀勢の里の化粧まわしは、初代若乃花のものだという。土俵入りを指導したのは元横綱大乃国だ。この横綱もいい体格をしていて絵になる横綱だった。

昨夜、稀勢の里が、その後何度も優勝するという夢を見た。

国民の期待を一身に受け、プレッシャーもあるだろうが、遅咲きの大横綱になってもらいたい。

 

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昨日の強風で真っ白いはずの雪の上は、木の枝でいっぱいになっている。道路上には時折大きな枝もある。強い風と言っても経験しないとその怖さは分からない。昨日は危ないところだったが、心配するので家人には話していない。

 

薪スタンドの屋根には雪が積もっているが、屋根のすぐ下までぎっしりと薪がある場合は問題ないが、使用して薪が減ってくると屋根は雪の重みに耐えられなくなる。以前、何度か失敗したので、今日は屋根の雪おろしをした。そのついでに次の薪スタンドまでの通路を雪掻き。我が家の薪スタンドは10台あるが、その設置場所は家人の指示があり、必ずしも能率的には配置されていないので、取りに行くときかなりの距離を歩かざるを得ない場合もある。まあそれも楽しみの一つにはなっている。家の中に運び込んだ薪が少なくなると、薪スタンドまで行き運び入れるが、自分で作った薪なのでその形や材質もまちまちで、とくにいびつな形をしたものには見覚えがあり愛着がある。それを燃やす時にも、思わずニタニタと頬がゆるむときがあり、暖炉奉行も楽しいひと時なのだ。

 

今日は3連休の最終日。日中は温度も上がり良い天気で気持ちのいい一日だった。

写真の浅間山は逆光でも撮ってみたもの。夕食は確か「ポトフ」と聞いたが?

広島の名酒賀茂鶴も今日で終わった。なんとも美味い酒で、名残惜しい。

 

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今朝の気温はマイナス9℃から急激に上がりすぐにプラスになった。暖かいはずだが、なにせ風が強く暖かく感じない。鬼押しハイウエーでは六里ヶ原付近で浅間山から吹き降ろす猛烈な風で、車がぐらっとするほど。積もった雪が道路を横断する。細かい粉のようになった雪が風に飛ばされて目の前を通り過ぎる。思わず止まって写真を撮ったが、写真ではよくわからない。家人はこれを地吹雪というが、果たしてそういう呼び名でいいのかはわからない。

 

ランチ後も風はあったが、つつじの湯へ出かけた。パノラマラインへ入ってすぐ嫌な予感がした。そういう時はすぐに後戻りをするべきだった。パノラマラインは道路の両側一面キャベツ畑で森や林はない。従って強風を遮るものがなく、道路の両脇に除雪され盛り上がった雪が強風で道路に落とされ舞い上がる。ここでも思わず止まって写真を撮ろうとしたが、あっという間に道路に落ちた雪が増す。スリップしながらなんとかそこは通過したが、しばらく行くと前を走っていた一台の車が下り坂の手前で止まっている。

私も30m位手前で止まって遠くを見ると、軽自動車が雪に埋まっていた。

様子を見ていた前の車が動き出したのでその後ろに続いた。軽自動車は畑から吹き飛ばされてきた雪に足元を奪われて止まったところに、また雪が落下してきたのだろう。助けに駆けつけた人と除雪して動けるようになったところだった。

 

しばらく進んでいると前方に除雪車が作業をしていた。雪はまったく降っていないのに、風の悪戯で道路を除雪することになったようだ。パノラマラインから右折してつつじの湯までは約2kmあるが、すぐに雪の塊と出会う。そこはタイヤの跡があり何とか通過したが、前を行く車に手で×の合図をして通行ができないと話している人を確認、すぐにUターンしたが、さっき通ったばかりのタイヤの跡は消えて、風に飛ばされた雪が増えていた。ダメかと思ったが躊躇せずその雪に突っ込んだ。しかし、あと1mくらいのところでスリップして進まない。私の車は四輪駆動ではないので、こういう高さのある雪には弱いのだ。すぐにバックしてもう一度勢いよく突っ込み、何とか脱出した。

再びパノラマラインへ出て後戻りはせず、鹿沢方面へと進み、国道144号に出たが、喉はカラカラになっていた。

 

雪が降らないのに雪に埋もれるという経験は初めてだ。何とか無事につつじの湯にたどり着いたが、思いもよらぬ経験だった。これが雪でも降って猛吹雪なら、当然ここを通ることはなかったに違いないが、風の怖さを思い知らされた。

その後、岩盤浴でぐっすり40分の睡眠は何よりの薬となった。

 
 

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