北軽井沢 虹の街 爽やかな風

「最後は緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」という妻に従う形で移住生活を始めた場所は、活火山浅間山北麓に位置する標高1100mを超える厳寒の地。 北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場で働きながら最後の人生を謳歌している。一人の老人が経験する出来事をそのまま書き記していきたい。

2017年11月


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休日二日目もゆっくりお寝坊。ランチシェフのメニューは小松菜丼。

小松菜一束を5センチくらいに切る。豚肉ロース250g一口大に切る。生姜の千切り少々。秘伝のタレ(笑)150cc。

中華鍋を使い、まず豚肉を炒める。生姜を加えて炒める。小松菜を入れて混ぜる。

酒をかけてから蓋をする。1分40秒(これがポイント)。秘伝のタレを入れて混ぜる。

あとはご飯の上にこれをのせれば終了。簡単である。

御飯とまぜまぜして食べると美味しい。ランチにはもってこいの一品。

 

午後からは傾いた薪スタンドにブロックの基礎を作って手直し。これで基礎のない薪スタンドはない。10台の薪スタンドはすべてまっすぐになった。この2台にあった薪は玄関前付近に移動。すぐに室内に持ち運べる準備はできた。まっすぐになった薪スタンドには新しくできた薪を収納。薪はあっちにやり、こっちにやり引っ越しが多い。

夕食後暖炉に火をつける。まず新聞紙を2枚、一枚ずつぐちゃぐちゃに巻いて灰の上に置く。約2センチにカットした段ボールを3枚、横に少しずつ離して置き、あと2枚を縦に離して置く。その上に焚きつけようの細い木を横に適当に並べ、中くらいの薪を縦に3本、その上に大の薪を2本横並びに置く。煙突の蓋を開けて、マッチで一番下の新聞紙に火をつける。これで失敗はない。薪は大中小に分けておいてあるのでいつでも同じ方法で火はつく。あとは様子を見ながら薪を置いていくだけ。最初の薪が燃え尽きておきになれば問題なし。

スマホで音楽をかけて、新聞を読んだり本を読んだり。しばらくして火の心配がなくなるとストレッチにかかる。バスタオル巻から始めて、腰痛予防を2種類。マッケンジー運動、その後上半身8種、下半身8種のストレッチ。腰ゆらゆら運動、首の運動、手首と指、腕交差振り、足ぶらぶら運動、最後に膝ばたばた30回で終了。夜はこれだけ。

朝は出勤前に、腹筋・背筋、腕立て伏せ、スクワット、つま先立ち、相撲の四股、太もも筋肉体操、腰ゆらゆら、首の運動、膝ばたばたをやる。

 

毎日の日課をこなせないのは飲み会があった時。まあ年に数回程度。

休日二日目も無事終わった。そして明日からいよいよ12月。

 
 
 

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3連休の初日、久しぶりに寝坊して8時起床。だいぶ前から毎朝血圧を測っているが、睡眠が足りたのか今朝は120・78と結果がいい。めったにないが高い時は140・97なんてこともある。まあそんなに気にしているわけではないが、計測を始めてみると悪い癖がでる。記録マニアは計測することが多く、ボケ防止にはいいことかもしれない。
朝から天気が良く、薪割りを再開した。現在残っている薪の玉は節があったり曲がったり、いろいろと厄介なものが多いけれど、それが割れたときの喜びは、経験しなければわからない。ひどいのになると割る、というよりも引きちぎるような感覚だ。
ランチシェフは「豆腐のふわふわ丼」、これはあっという間にできるので楽ちんだ。
午後からも薪割りに精を出したが4時ごろからウオーキングに出発した。もう慣れたもので約1時間のコースは、ほとんど狂いがなく約1時間で帰ってくる。
プリンスランドの中はまったりとした自然の中で今日も出会う人はいなかった。
池には青空と白い雲、針葉樹が映っていて、鴨たちが気持ちよさそうに泳いでいた。
歩いていてふと上を見ると目の前にある木にたくさんの丸い球があった。ヤドリギである。その先を見るとまだ青空があり、白い雲たちもふわふわと浮かんでいたが、枝の間に白い半月があった。この瞬間だけの景色だ。なんだか得をしたような気分になる。
家の近くまで来ると、大きな木が横倒しになっているのを発見した。こんな光景は珍しくないのだが、この木はどうやら岩の上にへばりついていたらしい。この辺りにはたくさんの岩があるが、どの岩にもまるで岩の上に生えているように、けっこう大きな木が立っている。この倒れた木の根はそばにある岩に吸い付いていたような形跡があった。その木が剥がれ落ちた岩は汚れのないきれいな色を残していた。強風で倒れたのか、根が張っていなかったので大きくなりすぎて自分を支えることができなくなったのか、よくわからないが、この大木が倒れてくる場面に遭遇したらきっと誰でも驚くに違いない。
冬になると大きな屋根から、まるで雪崩が起きたかのような爆音で雪が滑り落ちてくることもある。どんぐりが落ちてくるときも、その落ちた場所によってさまざまな音がでるから面白い。落雪もどんぐりも最初の頃は驚いたものだったが、今ではすぐそれとわかり、驚くことはなくなった。夜遅く鳴くフクロウの声も最初は何か獣かと思っていた。今ではこの森の中で聞こえる音や鳴き声が何かほとんどわかるようになった。
自然の中に生活すると、こんなことが歓びとなる。自然の中には目に見えない何か異様な力が潜んでいる。自然の中に暮らしていると、日々その力を吸収してどんどん自分が強くなっているように感じている。まさにフューチャーはネイチャーのなかにある。




 

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昨夜は北軽井沢にあるホテル地蔵川で忘年会だった。新入社員の幹事進行係は恒例になっていて毎年特徴があって愉しい。今や押しも押されもせぬ北軽井沢のリーディングカンパニーとなった「有限会社きたもっく」は総勢100人に迫る96人の大所帯である。

私はその中に数えられる一人として、その場所にいることがとてもうれしく、誇らしく思えた。今年もすでに四年目となった「ルオム顕彰」には3名が選ばれた。喜びを体いっぱいに表す姿を見て、頑張った3名の若者に大きな拍手をしながら、私が歓喜の声をあげてもう3年になったことをかみしめた。時は刻々と経過していき止まることはない。

今日会った社長に、いつまでも長く働いてほしいと言われ、このキャンプ場に骨を埋める決意を新たにした。少しでも何かの役に立っていることが実感できることが嬉しい。

昨日からスウィートグラスは12月1日から始まる「ホワイトシーズン」準備のため完全休業に入ったが、私たちはその準備作業に忙しい。

それにしても一升瓶で出てきた五一ワインの旨かったこと・・・やや二日酔い気味で今日も元気に頑張った。

 

一枚目の写真は、昨日であった3家族(お母さんが3人だから)・・・

依頼されて撮った写真は、ブログ掲載の許可を得ている。

またいつかスウィートグラスで会えることを願っている。

 
 
 

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私は既に冬支度は万全。ズボン下も2枚になった、しかも昨年よりバージョンアップして二枚目はボア付き。靴下は4枚、下着はヒートテック、極暖、ボア付き。まあそういう訳で氷点下も何のその、寒くないのであった。ということでもないが、今日はフードショップが閉店となり今年最後のソフトクリームをTさんと食べに行った。寒風が吹く中でのソフトクリームは旨かった。それもそのはず、本日は何と・・タダにしてもらったのだ!

(コレ、ナイショ・・)





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今朝は、孫が寝ている間に出勤した。スウィートグラスでは、予想はしていたが宿泊施設は満室、全部で108組の来場者でにぎわっていた。孫と過ごした二日間は大変な重労働。何と言っても歳の差が違い過ぎる親友は、何かと疲れるのであった。

あらかじめ今日は2時まで勤務になっていたので帰宅して娘家族を軽井沢駅まで送った。

帰路、千ヶ滝温泉でゆっくりとくつろいだ。

来て嬉し、帰って嬉しとはまったく誰が言ったのか、まさにその通りと言いながら、家人はいつもより早めにお休みになった。孫の成人まであと18年、こうなったら何が何でも孫と一杯やるぞ!「92歳老人北軽井沢移住生活奮闘記」の後半には、この孫の登場も考えているが( ^ω^)・・・




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