北軽井沢 虹の街 爽やかな風

「最後は緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」という妻に従う形で移住生活を始めた場所は、活火山浅間山北麓に位置する標高1100mを超える厳寒の地。 北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場で働きながら最後の人生を謳歌している。一人の老人が経験する出来事をそのまま書き記していきたい。

2020年07月

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週一の買い物日、朝出発するときはまだどんよりと曇っていたが、六里ヶ原で前方に青空が見えてきた。そして軽井沢へ着くとすっかり晴れていた。

軽井沢ツルヤ店では、いつもながら果物が豊富だ。

今日は、初めて見る「ワッサークィーン」を買ってみた。

私の朝食は、リンゴ、バナナの他季節によっていろいろな果物中心だが、お値段との相談で、マスカットや巨峰の葡萄には手が出ない(笑)

明日朝食べる「ワッサークィーン」が楽しみだ。

 

今日は、何といっても久々の青空に心が弾んだ。

いつもよりもシャッターを押すことが多くなったが、夜になって一時雨となった。

そろそろ梅雨明けは間違いないところだが、今年の長雨にはほとほと閉口した。

明日から8月、張り切っていきたい!

 


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今日もどんよりとした天気。休日一日目は、一週間分の新聞に目を通し、面白そうな記事は切り取り、あとは処分。まあこんな日は読書に限る。

活字を読む速度はとても遅いのだが、面白いところはもう一度お見返すということも原因の一つかもしれない。

 

「サピエンス全史」を読み進んでいるが、犬のことが出てきた。

 

「犬はホモ・サピエンスが真っ先に飼いならした動物で、犬の家畜化は農業革命の前に起こった。厳密にはいつだったのかに関して、専門家の意見は分かれるが、およそ1万5000年前には飼いならされた犬が、存在していたという、動かし難い証拠がある。

犬が人類の群れに加わったのは、それより何千年も前だったかもしれない。

犬は狩猟や戦いに使われ、野獣や人類の侵入者に対する警報装置の役割も果たした。

世代を経るうちに、ヒトとイヌという二つの種は、互いにうまく意思を疎通させるように共進化した。人類の伴侶の必要や感情に最も注意深い犬たちのほうがよく面倒を見てもらい多く餌を与えられたので、生き延びる可能性が高まった。同時に、犬たちも人間を操って自分の必要を満たす術を学んだ。1万5000年に及ぶ絆のおかげで、人類と犬との間には、人間と他のどんな動物の間によりもはるかに深い理解と愛情が育まれた。死んだ犬は、人間の場合とほとんど同じくらい丁重に埋葬されることがあったほどだ。」

 

現在では、ほとんどの犬たちは、世界中で人間のペットとして飼われている。

愛犬家の多くは、犬を家族の一員として育てているようだ。

 

PCからは、エルネスト・コルタサルのピアノ演奏が流れている。静かな森の中で過ごしながら、時折、甲高い小鳥の声が聞こえてくる。

都会では新型コロナウイルス感染が再び拡大しているようだが、ただ森の中で過ごす私たちには信じられない光景だ。

 

 

 

 


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「成人したら一杯やろうぜ!」

「うん!」

「まあ、今日はリンゴジュースで」

 

チンプンカンプンの孫と話すのは愉しい。

その日まであと15年。

15年なんてすぐにやって来るさ。

 


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梅雨明けを7月21日と予想していて大外れ!

明けても暮れても雨の降らない日はない。日本全国に大きな被害も出た。

これはいったい誰のせいだろう?・・・なんて言いたくもなる今日この頃。

週間予報の最後の方にやっとお日様マークを見つけてほっとしたのは私だけではないだろう。

8月5日に梅雨が明けるとしても、あと一週間かぁ~

もうひと踏ん張り長靴君に頑張ってもらうしかないなぁ~

 

今日は、二人の若い女性が仲間に加わった。

梅雨にあんぐりしていたが、ちょっと明るい灯がさした?・・・かな?・・(笑)

 


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昨夜からの雨は止んでいた。そして、何と!西の空に青空が見えてきた。

5時起きの目をこすりながら朝食をほおばる。

予定通り6時20分出発、道のりは17km。

標高1500mのパルコールホテルをめざした。

国道144号に出るまでは下り坂。目指す方向は霧がかかって何も見えない。

国道を左折してパルコールホテルをめざしたが、霧の中を走るのに点灯しなければならないほど。ところが、ホテル近くまで行くと前方はさっと明るくなり霧は消えた。

駐車場から見る下界は、何と見たこともないような景色になっていた。

曇り空ながらここからは雲海が広がり、遠くの山々がくっきりと見える。

浅間隠し連峰もはっきりと確認でき、見事な雲海にしばらく立ちすくんだ。

 

7時からの依頼客は60代と思われる夫婦一組だけ。

私には人数など関係はない。

さっそくガイド開始。先日と同様にしばらく歩くと、幸ウンにも熊のウンチと出会う。

さっそく熊の話からスタートできた。おっとりした老夫婦は私の話に反応がいい。

ついつい調子に乗る私は、初めから少々しゃべりすぎる。時計を見ながら・・・内心

「あまりしゃべると、後半がもたないぞ・・・」と気づく。

バラギ湖が見える地点では、雲海が広がり浅間山の山すそから小浅間まではっきりと見えた。ここでしばらく浅間山の話をする。鬼の物語などを入れて舌好調。

たくさん飛んでいるアキアカネのトンボから始まり、カラスやホトトギスの話を交え、赤松、五葉松、カラマツの話、白樺、ダケカンバのセブンイレブンの話など、我ながらうまくできた(笑)。食虫植物のモウセンゴケにはお客も驚いていた。

予定通り一時間ぴったりにガイドを終了した。

 

この日は、ホテルの宿泊客が3組だけだという。客の車より従業員の車がはるかに多い。

ガイドをした客も、これでは経営が成り立たないだろうと心配する始末。

9時からの二回目のガイドは客がなく、絶景の雲海を見ながら下山した。

そして家に着くや否や大粒の雨が降り始めた。

何という幸運だったか。やはり私は「晴男」に違いない。

次のガイドは8月20日と27日。今日の反省を踏まえて準備をしよう。

どうやら梅雨明けは8月になりそうだ。

 

 

 


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