北軽井沢 虹の街 爽やかな風

「最後は緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」という妻に従う形で移住生活を始めた場所は、活火山浅間山北麓に位置する標高1100mを超える厳寒の地。 北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場で働きながら最後の人生を謳歌している。一人の老人が経験する出来事をそのまま書き記していきたい。

2020年09月

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今朝の気温は4℃。ついに5℃を下回った。

私の部屋では、夜は16日ころからストーブをつけている。

今日で9月は終わった。

ここでは秋と言っても冬の気温に近い。いよいよ体重が増える時が来た(笑)

今日は晴れていたが、後に雲が広がってきた。

よく見ると、うろこ雲が高い空にあった。

水曜日は午後2時までの勤務。つつじの湯へ直行するが、道中の景色にたびたび車を止めることになる。何とも清々しい秋空だ。

偶然だがラジオからうろこ雲の話が聞こえてきた。

高い空にうろこ雲が現れると、三日以内に雨になるという。

まったく、予報では早くも明日は雨予報だ。

 

うろこ雲は、魚のうろこのように、小さな雲のかたまりが空一面に広がったもので、空高い所に現れるのが特徴だという。イワシ雲ともいわれるが、気象学的には巻積雲の一種らしい。何の根拠もないが、この冬は大雪の予感がする。

先日、屋根の一部に雪止めをつけてもらった。雪に埋まってアーメンはちょっと困る(笑)

 

 


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火曜日の今日は「いたわり休日」(笑)

今日が休日と分かった時から、ウッドデッキの手摺を塗装することは決めていた。

移住生活13年の歴史の中で、家のメンテナンスはほとんど自分でやって来た。

大がかりなことは外注したが、思えばいろいろやったものだ。

中でもペンキ塗りは、よくやったし今からも毎年のようにやらなければならない。

 

ウッドデッキの床は梅雨明けを待って実行したけれど、手摺はまだできていなかった。

塗装は下地処理が大切。汚れを除去してきれいにしてから塗装しないといけない。

塗装の時間よりもこちらの方が困難を極める。室内の窓の塗装から塗料を水性塗料にしたが、屋外の手摺も水性塗料を使うことにした。匂いもなく、刷毛もよく洗って水につけておくだけで何度でも使えるので便利だ。

朝から取り掛かったが、夕方4時過ぎまでかかった。

床に落ちていた落ち葉もついでにブロアで吹き飛ばした。

秋になるとまた、落ち葉との戦いが始まる。

森の中で暮らすのは楽ではないが、いろいろな仕事があるから元気に暮らせているのかもしれない。

天気予報は晴だったのに、とうとう一日曇り空のままだった。

「次は、玄関の扉をお願い」・・・家人からは、すかさず次の注文が来た。

 

 

 

 

 

 


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9月25日上毛新聞の一面トップ記事のコピーを手に入れた。

国特別天然記念物の溶岩樹型の数が2000個超確認されたという。

今までの約4倍も確認されたことになる。浅間山の麓の4地区に分布しているという溶岩樹型、

この新しい発見で溶岩樹型の説明が複雑になりそうだ。

1783年の浅間山大噴火については、まだまだ謎がある。

謎というのはロマンが潜み、なんだか心が躍るものだ。

浅間山北麓ジオパークガイドの一員としても興味が湧いてくる。

 

今朝の気温は7℃。ついに一桁になった。

朝は曇り空だったが、その後晴れて爽やかな秋の空がきれいだった。

2時まで勤務だったので、今日もまたつつじの湯でくつろいだが、帰路、収穫の終わったキャベツ畑の雲一つない空の上にぽっかりとお月さんがあった。

黄昏時、浅間高原にはまだ星は見えない。

大空を独り占めにしたぞ、と言ってほほ笑んでいるように思えた。






 

 


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久々に晴れた。外が明るいとついつい写真が増える。

青空があれば、下手な写真も映えるというものだ。

 

軽トラックに乗って仕事をしていると(スウィートグラスの場内はスピードが5kmに制限されている)、10mくらい前方に水鉄砲を構えてこちらに向けている幼子がいた。

直前まで来ると、軽トラックに向けて水鉄砲を発射するが、届かない。

あまりにも可愛いので、車を止めて下車。一緒にいた相棒は、私を後ろから羽交い絞めにして坊やに言う「ほらほら、早く撃って!」そばにいた母親はまだ3歳になっていないという。突然の2人組に驚いて水鉄砲からは水が出てこなかった(笑)

 

帰宅すると、珍しく家人のご機嫌がすこぶるいい。

こりゃ、何かあるなと思ったが、案の定その原因はキノコだった。

このあたりには様々なキノコが生えるが、「ハナイグチ」と「ヌメリスギタケモドキ」だけは見分けられる。今日は、地元の人たちが「ジコボウ」と呼んでいる「ハナイグチ」を大量に収穫してきたという。散歩していると、どうしても目に入ると言って笑わすが、もうすでにこのキノコに関してはプロ級だ。

これからしばらくは、自然界の秋の味覚が楽しめる。(笑)

 

 

 


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連休後の出勤は、いつも心が躍る。

今朝は、生憎の雨だったが、その気持ちに変わりはない。

スウィートグラスの宿泊客は144組。宿泊施設は満室、テントサイトに少し空きがあるくらい。退勤時間は雨にも関わらず多くのテントから、炎が見え芳しい香りがしていた。

最初に黄葉するカツラの葉がすでに落ち始めている。

いよいよ落ち葉掻きのシーズンが来たようだ。

 

私は毎朝約30分、13の筋力体操をしてから出勤しているが、連休2日目はお休みにしている。週に一度は休んだ方がいいと聞いたからだが、休んだ翌日はどの種目も新鮮に力強く出来るような気がする。夕食後のストレッチは休まず行っているが、この筋力体操とストレッチはもう生活におけるルーティンとなった。

これは自分流の健康法の一つとなっている。

 

リュックサックに重し用の水を5リットル詰め込んでの通勤も、すでに一月が経過した。

旧テニス場の駐車場からの徒歩は、みんなが駐車している場所から約500歩遠い。

往復で1000歩は、一歩を60センチとすれば(足が短いのでこれくらいかな?)

600mになる。月に20日出勤するとして、その距離は1万2000mになる。

一年続けると、仲間よりも14.4km多く歩く計算だ。

わずか1000歩でも、かなりの差がつく。これも生活のルーティンになりつつある。

 

退勤時、そんなことを考えながら歩いていると、タキビバの炊火食房(たきびしょくぼう)に焔がついているのが見えた。その後ろには新しくオープンして人気のあるピザガマのあるコテージムギ、暖炉のあるコテージグルマンが見える。

駐車場が近づいてくると、牧草地の奥の方から霧が湧いてきて自分の方に迫ってくる。

小雨の中に立って、私はしばらくその幻想的な光景を見ていた。

自然は素晴らしい・・・






 


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