北軽井沢 虹の街 爽やかな風

「最後は緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」という妻に従う形で移住生活を始めた場所は、活火山浅間山北麓に位置する標高1100mを超える厳寒の地。 北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場で働きながら最後の人生を謳歌している。一人の老人が経験する出来事をそのまま書き記していきたい。

2020年12月

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大晦日は一年の最後の日、すなわち12月31日のことをいう。

そのいわれはさておき、今日はその大晦日である。

スウィートグラスで大晦日を過ごす人々は、今日も102組で、今年で4年連続100組を超えた。私がここで働くようになってからしばらくは60組から80組くらいだったが、4年前の2017年に101組とついに100組を超えた。当時のマネージャーはこの数字をとても喜んでいたことを思い出す。

 

今朝はマイナス10℃、最高気温がマイナス7℃の予報通りピリピリと寒い。

顔がピリピリするのだ。仕事でバーベキューグリルを掃除していると、油汚れを落とす洗剤を吹き付けるとたちまち凍ってしまう。濡れ雑巾もすぐに凍る。手の指先は冷たすぎて痛い。久々に寒さを身にしみて感じた。

 

今日は時折やって来る「竹とんぼ少年」の家族と出会った。外でバーベキューグリルを掃除していると「しゃくじい!」と呼ぶ少年の声に嬉しくなった。この少年はマサテル君と分かった。彼は6歳で来年は1年生。姉のカスミちゃんは現在小学校3年生だ。

昼の休憩時間に訪問したハンモックキャビンで記念撮影。嬉しいひと時だ。

 

雪は結局3センチ程度しか積もらなかった。まったく期待外れである。

それでも白くなった屋外は大晦日らしい雰囲気になり、テントサイトの人たちはとても喜んでいた。

 

2020年は新型コロナウイルス感染拡大で明け暮れた。

この問題は来年もかなり長い期間続くものと覚悟しなければならないだろう。

これ以上犠牲者の数が増えないことを切に願いながら新年を迎えることになった。

一人の人間としての生き方を問われる新しい年となる。

みなさん、どうぞ良い年をお迎えください。

 

 

 

 

 


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何年前になるか記憶は定かではないが、家人にガラケー携帯を持たせた。

もしもの時に連絡が取れなくては困るからと、嫌がるのをなだめてやっと持たせたのだが、電話をしても出ない。帰宅して聞くと、「二階に置いたまま」という。

自分の用がある時は、いつであろうとお構いなしにかけてくる。

まあ、宇宙人なので仕方ないと我慢していた(笑)

 

この度ソフトバンクから郵便物が届き、2024年からガラケーのサービスが終了するという連絡と共にスマフォの簡単携帯が一年間月額900円、機種代金特別割引0円だというので、これはお買い得と思って今日佐久のショップへ行ってきた。

ガラケーと同じで待ち受け画面に3つの電話番号が記憶できるようになっている。

依然と同じように、私と娘と息子の番号を入れてもらった。

家人は私にだけしか電話はしない。

店員の女性「電話は5分までですけどいいですか?」

私「ハイ、10秒でいいです」

「セキュリティーに加入しますか?」

「いりません!」

「保険にはいりますか?」

「入りません!」

私は、とにかく支出が900円になるように事情を話す。

今時まあ家人のような人は珍しいのだ。店員の女性は私が事情を話すたびに笑い転げる。

「結婚してから分かったのだけど、実は宇宙人なんです」とまあこんなあんばい。

このスマフォには、「かんたん使い方ガイド」があり、みておぼえるDVD付きなので、私がボチボチ覚えて教えていけばいい。この簡単スマフォのおかげで、二人の会話が復活するかも?(笑)

 

帰路、小諸のユニクロに行ったが、駐車場はほぼ満車状態、店の中は混雑していてレジは長蛇の列だった。折しも雨が雪に変わり始めた。軽井沢まで帰ると雪は本降りになっていて、峠にさしかかるころ風も出てきて吹雪になった。そして登坂車線のある広い場所に出たところで車3台の事故に出会った。軽自動車は下りの溝に頭から突っ込み、あとの二台は登り方向と下り方向に分かれて横向きになっていた。二人の人が外で歩いていたので怪我はなさそうだった。私の通る道は遮られていなかったのでやり過ごして走った。

しばらく行くと下り車線に一台の車が突っ込んでいた。

吹雪は強くなってきていた。下ってくる車はゆっくりで慎重に走っていた。

というわけで、本日はつつじの湯は中止となった。

パノラマラインで猛吹雪に会い、死ぬかと思った経験がある。

ここで降る雪はあっという間に積もるし、吹雪になると邪魔者がないのでもろに風を受ける。

命あってのものだ。






 

 

 


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朝の気温はマイナス5℃だったが、その後気温はぐんぐん上がったようだ。

六里ヶ原で浅間山を見たが、左の肩の部分(山の表現としてはおかしい?)が黒くなっているのは黒い灰が飛んだのではないかと、勝手に思っている。

軽井沢ツルヤは予想通り混雑していた。野菜売り場のスペースでは、開店して間がないというのに既に品物の補充作業に追われている。私は、大きなカートを押して家人の跡に続くが、カートがあるため進むのはままならない。しかし、いつものことなのだが家人は目的地に向かってどんどん行ってしまう。まあいつものことだから別にいいのだが、今日は行ったり来たりが多く、途中で止まって待つことにするも、他の客の邪魔になるので気が引ける(笑)

今日は混雑しているのでしっかりマスクを確認しながらの買い物だった。

午後からのつつじの湯は、早い時間なので空いていてほっとした。

帰路キャベツ畑のカラマツ林の上に満月に近い月を発見。iPhone11のカメラは素晴らしい、暗くなってもかなり鮮明に撮れる。

帰宅して調べてみると満月は明日だった。

 

 

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12月から2月にかけて、蝋でできたような甘い香りの花を咲かせる蝋梅を頂いた。

ご近所のF夫妻は、毎年蝋梅を見に行かれ必ず立ち寄って蝋梅の枝を置いていただく。

家人は若いころから生け花を経験して、「恵心」という名前を頂いている。

何事も経験は役に立つ、あっという間に生けてしまうのには驚かされる。

蝋梅の花言葉を調べてみたが、親が子をいつくしむような深い愛情を意味する「慈愛」。

寒い冬、蝋梅が心にやさしく寄り添ってくれるような花やよい香りであることから、そんな花言葉が生まれたのかもしれない。毎年いただく蝋梅で心地よい雰囲気と香りが漂う。

 

つつじの湯近くの上空にお月さんが浮かんでいた。

もうすぐ満月に違いない。明日は買い物日。良い天気に恵まれそうだ。

 

 

 

 


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今日も穏やかな一日だった。

25日からリニューアルオープンしたカントリーキャビンは、人気がでるかなぁ~と心配したりしているが、昨日今日とスウィートグラスの宿泊客は90組くらいに留まっている。100組くらいのキャンセルがあって、そこにキャンセル待ちが入ってくるという状態だという。新型コロナウイルスの流行でどの世界も大変なのだろう。

29日くらいまでは、まずまずの気温だが、31日はマイナス11℃の予報だ。しかも、最高気温がマイナス7℃というから、気持ちの上でも震え上がってしまいそうだ(笑)

 

今日の仕事の一つは、各宿泊施設にあるクリスマスリースの飾りを外して、新たにお正月用のものを取り付ける作業。毎年恒例の作業だが、昨日から宿泊している人たちは両方のリースを見ることが出来る。今年も残り4日となった。

寒波の前の静けさと言ったところだろう。スウィートグラス通りも道路には雪はなくなった。予報通りだと正月早々雪掻きになりかねない。

新年でわくわく、雪掻きでわくわく。穏やかな日が続いている。

 


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