北軽井沢 虹の街 爽やかな風

「最後は緑豊かな自然の中で心豊かに暮らしたい」という妻に従う形で移住生活を始めた場所は、活火山浅間山北麓に位置する標高1100mを超える厳寒の地。 北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場で働きながら最後の人生を謳歌している。一人の老人が経験する出来事をそのまま書き記していきたい。

2021年05月

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朴ノ木の葉は、バカでかいのが特長。今、スウィートグラスは新緑の戦いが起こっていると言ってもいいほど、様々な木々に美しい緑色の葉が出そろい、その緑は圧巻だ。

その中でも、朴ノ木の葉は、大きさでは圧倒的に横綱級である。

 

ウィキペディアには次のように書かれている。

葉は芳香があり、殺菌作用があるため食材を包んで、朴葉寿司朴葉餅などに使われる。また、落ち葉となった後も、比較的火に強いため味噌や他の食材をのせて焼く朴葉味噌朴葉焼きといった郷土料理の材料として利用される。葉が大きいので古くから食器代わりに食物を盛るのに用いられてきた。6世紀の王塚古墳の発掘時には、玄室の杯にホオノキの葉が敷かれていたのが見つかった[2]

材は堅いので下駄の歯(朴歯下駄)などの細工物に使う。また、水に強く手触りが良いため、和包丁の柄やまな板に利用されたり、ヤニが少なく加工しやすい為、日本刀の鞘にも用いられる。辺材はややくすんだ白色、心材はオリーブグリーンを薄めたような緑がかったくすんだ色のことが多い。気乾比重は0.48 g/cm3程度とやや軽めである。

樹皮は厚朴または和厚朴といい、生薬にする。また、アイヌ民族はホオノキの種子の煎じ汁を茶のように飲用した。

その朴ノ木に蕾がついているのを発見した。

もうすぐ白い王冠のような花が咲くことだろう。

毎年、とても楽しみにしている。

今日の午後、急に暗くなり、ゴロゴロと雷が鳴ったが、その後すぐにおさまった。

今日で5月も終わった。明日から6月、梅雨入りが気になるところだ。

 

 




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お昼の休憩時間、いつものようにソフトクリームで栄養補給。

あさまヒュッテのベンチで談笑中の若い女性の荒波に難破してしまった(笑)

難破は難破船と言う風に使われる難破、すなわち荒海に飲まれることを言う。

大した波でなくても撃沈するのは悪い癖かもしれない(笑)

 

同じ会社の彼女たちはテントで過ごし、今日帰って行ったが無事帰宅しただろうか?

キャンプ場を訪れた人たちとの会話は楽しい。

今日も燃えるような新緑の中で楽しく働いた。

ナナカマドに白い花がたくさん咲いていた。

まったく、人生は素晴らしい!





 


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3連休後の出勤は、いつものようにウキウキする。

圧倒する新緑たちに誘われたのか、スウィートグラスには148組の宿泊客が訪れるという。嬉しいではないか。コロナ禍でもしっかり対策はできている。

訪れる客たちのマナーも必要だが、スタッフの強い意志も重要だ。

今年の新緑は素晴らしい。今、ヤマボウシの花芽がたくさんつき始めた。

ハクウンボクも花芽がいっぱいだ。白い花の競演が見もので、とても楽しくなる。

久しぶりの大盛のソフトクリームでスタミナを確保(笑)

今日も一日楽しく働いた。

夜空もいいが、昼間の緑も素晴らしい。






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朝から最高の天気だったが、予報通り7時過ぎから一気に雲が増えてきた。

それでも、事務局から連絡があり、予約客があるというので勇んで出発した。

現地で待っていてくれたホテルの担当者、「予報通りになってしまいましたね」と気の毒そうな顔をする。それでも客が来るのでよろしくと言う。

私は、フランク永井の「羽田発7時50分」状態で客を待った。

星も見えない空 淋しく眺め・・・・・・

 

第一便は10名、空には一点の星もない。

自己紹介をして、しばらくジオパークの話をする。そして持参したプリントを配った。

星座表と山ナビ、標高ワカールという3つのアプリの説明と、裏面は北斗七星とカシオペア座から北極星を探す方法が図視されている。

私はスマフォを天にかざして見せた。幸い知る人はいなかった。

「へ~・・すごい!」と言って喜ぶ。

星の見えない空を説明するのは簡単だった。(笑)少々場所を間違えても構わないのだ。

星がなくてよかった(笑)うしかい座のアルクトゥルスはウシを連れて歩くからアルクトゥルス。コロナで女性がマスクをするので化粧をしなくなった。化粧をしない人をスッピンと言うけど、次の星はスッピンではなくスピカ、もうこうなったら破れかぶれで口は天ぷらを食べたように滑りまくる。(笑)アルクトゥルス、スピカ、デネボラの三つの星で出来る三角形を「春の大三角」という。北斗七星のひしゃくのカーブを伸ばしてアルクトゥルス、スピカへ伸びる線を「春の大曲線」。レーザーポインターで空を指しながら破れかぶれでしゃべり続け、ついに「星のない星空ガイドは」時間オーバーとなった。

 

続いてやって来た第二便の客は8名。

自己紹介は沢田研二を使った。

尺にさんずいをつけるとサワダケンジなる。

「沢田研二は73歳だが、私は78歳」

「歌はあっちが勝ってるけど、年齢では私の勝」

空に星のない星空ガイドも面白い。

「私の名前は全国に220人います。誰かここに佐藤さん、いませんか?」

「佐藤さんは全国に165万人います。日本一ですね」「220人は少ないですね」

まあ、星空には関係ないがなぜか皆真剣に聞いている。

そうこうしていると、ホテルの担当者が「ガイドさん、雲が切れてきました」と言うではないか!ちょうどいいあんばいに、北斗七星がくっきりと見え始めた。

「ハイ、これが北斗七星、よかったね、見えました」レーザーポインターで北斗七星を指し示しながら、「ここからここの距離を5倍したところに、ほら、これが北極星!」ちょうど北極星も見えてきた。嘘みたいな話だ(笑)

何と、女神は私に微笑んだ。次は嘘のようにアルクトゥルスが見えてきて、スピカも見えた。デネボラのところは雲がかかっていたが、今度はふたご座が現れた。自分が覚えてきた星だけが次々と現れたのだ。そして都合のいいことに、それからまた雲がかかってきた。(笑)二組目の8人にもプリントを渡して今日はお開き!

無事デビュー戦は終わった。

万座プリンスホテルの標高1800m雲上の露天風呂で乳白色の湯にゆっくりと浸かった。

幸運の女神よありがとう!アーメン!

 

 

 


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今日の雨は昨日から分かっていた。予報通りの雨はかなりの本降りだった。

今日はランチもディナーも担当する日。すなわち家人は何もしない日なのだ。

いつの間にかこんなことになった(笑)

膝を痛めてから長く休んでいた、13の筋力体操を昨日から再開した。

ほとんど違和感なく再開できてほっとしたが、午後から、これも休んでいたストレッチを

再開してみた。こちらはやはり想像していた通り体が硬くなっていた。

こうなると以前のように戻すまで数か月かかる。まあ、何度も経験したことだ。

無理せず少しずつ続けることが肝心だ。出来るようになったことを喜ぼう。

 

さて、明日は今月最後の星空観察ガイドで、場所は万座プリンスホテル。

万座のガイドは初めてになる。天気は晴だが、午後8時頃から曇マークだ。

「晴れてくれ!」と祈るばかり(笑)

 

6月の星空観察ガイドの割り振り表が来た。

ホテル1130が3回、万座プリンスホテルが2回の計5回が担当となった。

星空は一年間通して経験しなければ、一通りの勉強ができない。

しかし、宇宙や星、月などのことを考えるということが、これほど楽しいとは思わなかった。特別に体力がいる仕事でもない。少しでも長く続けたいと思っている。

 

ユヴァル・ノア・ハラリ著の5冊の本を読み終えた。

今、「ウイルスとは何か」を読み始めたが、楽天のポイントが失効するとの連絡があったので、ジャレド・ダイアモンド著「銃・病原菌・鉄」の上下巻を買った。

またしばらくは新しい著者の声を聞いてみよう。









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