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午前中は晴天だった。時折、強い風が吹くと、広葉樹の葉と唐松の葉が降ってくる。
落ち葉がひらひらと・・・・・なんて物ではない。まるで落ち葉の雨が降ってくるようだ。
この様子を、リーフシャワーと呼ぶことにした。モミジや団栗などの葉は比較的軽いので風に流されていくが、オオバの葉になると大きくて重いため、いっきに落下してくる。
唐松の葉は全くシャワーの小さな粒が落ちてくるような様子。
木の葉に混じって団栗の実も落ちてくる。

今まで、こんな光景に出会ったことがない。
自分自身の身体のすべてがリーフシャワーを浴びながら、晩秋の情景にすっぽりとはまっているようだ。こんな時、いつもカメラが手元にない。何度か慌ててカメラを取りに行くが間に合わない。しかし、これは実際に出会わないと、きっと理解できないだろう。

このあたりでは、ほとんどの木々の葉が落ち葉となって散ってしまった。
紅葉の後は、主役は落ち葉に変わる。風に吹かれて落ち葉たちはさまざまな場所に降り立ち、その景色を変えていく。

虹の街を歩いてみた。道は落ち葉で埋め尽くされている。これは歩かないと経験できない情景だ。僕は芸術という物にほとんと縁がなく、美術館なども自分からすすんで行ったことはない。しかし、ここに来て、この情景を見て、これは芸術だと感じた。
さまざまな色の落ち葉が敷き詰められた光景は、なんと表現すればいいか。
やはり落ち葉の絨毯という表現が一番適当かもしれない。

もし、絵を描くことが出来るなら、描いてみたいと思った。もし、詩が書けるなら書いてみたいと思った。もし曲が書けるならこれをメロディにしてみたいと思った。
芸術家たちが、自然を求め、自然の中でその情景と出会いながら、閃きを得るということが理解できる。

落ち葉は、庭の橋の上に、岩の上に、そして林の傾斜の上に、また池の水の上にも舞い降りてすっぽりと水を隠している。屋根の上も、それぞれの木々たちの種類によって色とりどりの姿に変わっている。地上に降りる途中、常緑樹の枝に舞い降りた落ち葉は、まるでその木に咲いた花のようだ。忙しく車で走り回っていては、きっとこの情景に出会うことはなかったに違いない。歩くことの素晴らしさを深く、そして強く感じた。

紅葉、リーフシャワー、そして落ち葉。次の主役は何だろう。
日本には四季がある。春夏秋冬、それぞれに違った情景をもたらし、巡りめぐっているが、その情景は場所によって違い、自然の恵みも違ってくる。
北軽井沢は、紅葉から主役を受け継いだ落ち葉たちが、もうしばらくあでやかな舞を演じてくれることだろう。

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