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北軽井沢スウィートグラスというキャンプ場のアルバイトを初めて5ヶ月目に入っている。
キャンプ場が一年のうちで最も忙しいのが夏休みである。先週末からその夏休みに入った。
北軽井沢スウィートグラスは、48のコテージ・キャビンを持ち、3万坪の敷地に150のテントを設営できるサイトがある。コテージやキャビンの施設は2~3日連続で宿泊するキャンパーもいるが、ほとんど毎日客は入れ替わる。その都度清掃され新しい客を迎えているが、キャンプ場は自然の中にあり、サイトを仕切る植樹もされているし、芝生も張られている。コテージ・キャビン、サイトを常にきれいな状態に保つことはたいへんな仕事である。
 
さて、アルバイトの仕事も、そのお掃除が中心であるが、その他にもいろいろな仕事がある。
その中の一つに牛乳の運搬がある。お客様から注文を受けた数の牛乳を牛乳屋さんまで引取に行く仕事なのだが、それは午後3時頃の仕事である。
 
キャンプ場から車で7~8分の所に松本牧場の経営する牛乳屋がある。浅間山の麓、自然豊かな嬬恋高原にある松本牧場の牛乳にはこだわりがある。昭和31年から酪農に取り組み、ただひたすらに健康な牛乳づくりに励んできた松本牧場は、有機牛乳にこだわり続けて15年、日本で初めて、本物の「無農薬・低温保持殺菌牛乳」を世に送り出したという。使用飼料に農薬や化学肥料、化学合成物質(殺虫剤、除草剤など)はまったく使われていないし、非遺伝子組み替えの飼料である。しかも低温保持殺菌なので栄養分もこわれず安心して美味しく飲むことができる。
 
 
この「牛乳屋」は、嬬恋高原・松本牧場の「無農薬・無化学肥料の牧草で育った牛のお乳」を扱う牧場直営のカフェになっていて、高原の別荘地にある小さいながらも落ち着いた雰囲気を持つログハウスでは、本物の牛乳の他、そのこだわりの牛乳を使ったチーズ・ヨーグルトなどの乳製品の販売も行っている。先日、妻とソフトクリームを食べたが、ほっぺたが3つくらい落ちてしまうほどの格別な味であった。
 
普段何気なく料理に使ったり飲んだりしている牛乳について、ほとんど何の知識も持っていないことに気づいたが、一般に販売されている牛乳のほとんどは、高温で短時間(130℃、2秒間)で殺菌されているらしい。それは、速いスピードで、効率的に殺菌出来るからだ。しかし、それは生乳本来の風味や栄養素を損なうことになる。低温殺菌でも品質が保持される為には、生乳の品質が優れており、かつ雑菌数が少ないことが条件だが、低温(65℃)でゆっくり(30分間)と殺菌すると、牛乳の栄養素はほとんどこわれず、生乳に近いので風味が良く濃くてもさらっとしたのどごしの牛乳になるという。
 
標高1100mを超える嬬恋高原では、美味しい高原野菜が収穫され、その恩恵をいただいているが、牧場直営のカフェで新鮮な安全・安心の乳製品が手に入るという二重の喜びを発見した。
北軽井沢スウィートグラスでのアルバイトの仕事はバラエティに富んでいる。そして、この嬬恋高原の生活では、新しい発見も多い。そうそう「牛乳屋」に行くとチャーミングで素敵な女性に会えることも書き加えておこう。