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8月も残り3日。キャンプ場来客のピークは去り、まもなく訪れる9月からは休日も多くなる。
薪割りと薪整理の仕事はあるが、そろそろ自転車を手に入れたいとうずうずしている。
今日は休日、小諸の自転車屋へ行きたいのだがドライブに付き合うかと持ちかけると、「嬬恋高原ブルワリー」でピザが食べたい、という宇宙人特有の答えが返ってきた。ここに来てもう4年目だというのに、車で5分ほどの「嬬恋高原ブルワリー」には行っていない。近くてすぐに行ける場所はえてしてこういうこともあるが、そこでは美味しい地ビールが飲める。いつか歩いて行こうと言っていたのが延び延びになっていたのだ。妻はピザが大好物で、ここのピザは美味しいという噂を多くの人から聞かされていたが、私としては、ぜひビールと一緒にという気持ちが強かった。
 
と言うわけで「嬬恋ブルワリー」でのピザのランチとなったが、ついにビールもという希望は叶わなかった。気温は高く窓全開でもむっとするような天気だったが、ランチの後、軽井沢経由で小諸へと向かった。
 
2ヶ月ほど前にナイフ職人のH氏に紹介してもらったヤマミチ氏は、マウンテンバイクのインストラクターで経験豊富なマウンテンバイク乗り。そのとき彼が私に薦めてくれた自転車は、ジャイアントというメーカーの「SNAP1」で、価格も考えていた予算内であったので、もう迷うことはなかった。ジャイアントの自転車を販売している店をリサーチしてみると、 上田市 に2店舗、 小諸市 に1店舗あった。 小諸市 にあった近藤サイクルは、偶然にも以前鰻が美味いと聞いて訪れたことがある鰻屋のすぐ近くにあった。「自転車屋」という職業の人に会ったことはないが、近藤サイクルの店主はそれと思えぬ雰囲気があり、すぐにパソコンを操作してメーカー在庫を調べてくれた。東北大震災という出来事があったことも原因の一つとなっているが、今年は予想をはるかに上回る売れ行きで、ほとんどの自転車が完売となっていた。
 
店主は落ち着いた表情でゆっくりと説明する。数日後に12年度モデルの発表があり、見に行く予定にしているので、その時に発売日を調べて連絡すると言ってくれた。しばらく連絡を待つことにしたが、「よろしくお願いします」と、丁寧にお礼を言っている妻をせかせて店を出た。
ピザだったのでお腹が空いたという妻は、小諸駅の近くで店を物色したがシャッターの閉まっている店が多く、それらしい店がないので諦めていたが、 東御市 にあるヴィラデスト ガーデンファームへよってみようという提案に再び元気を取り戻した。
 
国道18号の菅平入口信号を右折し県道4号線を走る。初めて走る道は楽しい。この4号線も周囲は緑いっぱいで気持ちいい。田代信号のところで「ヴィラデストワイナリー」の看板があり、そこを右折したが、その後は2カ所の案内看板の通りに進むと、ほどなく到着した。
カフェはあいにく臨時休業だったが、訪れた客には無料でお菓子とリンゴジュースやコーヒーが振る舞われていた。オーナーの玉村豊男夫妻にも会え、妻はご機嫌であった。
 
そして、帰宅した私たちに、昨日に続いてのサプライズがあった。大きな紙袋に入った二種類のトマトにズッキーニ、トウモロコシ、自作の陶芸の皿に枝のついたままのトマト、自作の小さな器に生けられた可愛い花々・・・・「誰だろう?」という妻に、もうピーンときていた私は、きっと○○子だよ、と断言した。ここに来て、多くの知人・友人が出来たが、嬬恋の弟、妹、嬬恋の息子夫婦に嬬恋の孫と呼べる人たちも出来ている。袋の中にあった手紙を発見した妻は、「当たり!○○子さんよ」と喜びの声をあげる。借りている畑で出来たものだが、本職の農家の人が作ったものと違って、デキがいい悪いは別にして嬉しさは百倍である。しかも、このトマトは彼女の自信作でとてもあまくて美味しい。陶芸作品もなかなか上手と妻は終始ご機嫌な笑顔であった。
 
ピザのランチに始まり、104kmの快適なドライブ、玉村夫妻との出会い、飲みもののサービス。今日は本当に楽しかったとご機嫌の妻は、もうこの時間はすでに夢の中、得意の宇宙遊泳を始めているに違いない。○○子さん、ありがとう!