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春の大曲線上に輝くうしかい座のアルクトゥルスは日本では麦の刈り入れの、いわゆる麦秋のころの日暮れ時、頭上に輝くところから「麦星」とよばれて親しまれていた。

一方、おとめ座のスピカの白い輝きの方は、「真珠星」とよんでいた地方もあった。

そして、春の宵の頭上に輝くオレンジ色のアルクトゥルスと白色のスピカは一対の星と見られ「春の夫婦星」とも呼ばれていた。両者のこの色の違いは、表面温度の違いからくるもので、アルクトゥルスが約4000度と低いのに対して、スピカは2万度という高さだ。アルクトゥルスとスピカは離れて輝く「夫婦星」と思われるかもしれないが、現在、アルクトゥルスが秒速125kmの猛スピードでスピカの方へ移動中なので、およそ6万年後にはスピカのすぐそば2度のところにやってきて並び、遠い将来文字通り仲の良い夫婦星となってならんで輝いて見えることになる。

藤井旭「全天星座入門」より

 

秒速125kmで6万年後にそばまで行くことが出来る。何とも想像さえできない距離ではないか。スピカは動かずに待っているのだろうか?

ロマンチックな話に違いないが、天文学的数字は巨大すぎて理解できない。(笑)

 

光の速度

光は1秒間に約30万km(地球を7周半)進み、1年では9兆4600億kmになる。

 

太陽の光は地球に達するまでに8分19秒かかる。

 

月の光は地球に達するまでに1.3秒かかる。

 

宇宙の距離単位

宇宙はとても広大なため、星と星の距離単位として「光年」や「天文単位」という表現を用いる。

 

1光年=光が1年間に進む距離(9兆4600億km)

 

1天文単位=太陽と地球の距離(約1億5000万km)

 

地球の時間

1日は24時間だが、地球の自転の時間は23時間56分と約4分程度ずれが生じる。

うるう年を設けて調整しているのは、公転周期が365日に少し足りないから。

 

地球の自転(23時間56分)=400m/

 

地球の公転(365日)=30km/

 

天文学を専攻しなくてよかった、頭が変になりそう(笑)